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「おならが増えた…」どうして我慢できない?女性に多い原因とすぐできる対策とは【医師解説】

  • 2025.10.24

「最近、家族やパートナーの前などでよくおならをしてしまう」と感じたことはありませんか。若いころはもう少しおならをコントロールできていたような……。原因はどこにあり、また改善できるものなのでしょうか。女性の体に詳しい、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。

おならをコントロールできない原因は?

【原因1】肛門括約筋の衰え

おならをコントロールできなくなる原因は大きく2つあると駒形先生は言います。まず1つは肛門括約筋の衰えだそうです。

肛門括約筋は肛門の開閉をコントロールしている筋肉で、内肛門括約筋と外肛門括約筋があります。これらが衰えることでガスのコントロールができなくなってくるのです。衰える原因としては大きく4つ考えられます。

肛門括約筋が衰える主な理由

1.加齢

2.痔

3.排便時のいきみ

4.出産時の損傷

まず加齢ですが、これは女性ホルモンの分泌低下というよりも筋力不足が原因になります。使わない年月を重ねた結果ということです。

次に痔、排便時のいきみ、出産ですが、これらにより筋肉や組織が損傷し、ダメージを受けます。ダメージを受けると血行が悪くなり、筋肉の再生も遅くなります。痔の症状をそのままにしていたり、便秘を解消せずにいきみ続けていると筋肉がどんどん衰えていくのです。ですから、痔や便秘はできるだけ早く解消しておいたほうが良いですね」(駒形先生)。

【2】骨盤底筋群の緩み

また、肛門括約筋だけではなく骨盤底筋群の緩みも関係するそうです。

「骨盤内の臓器を支えている骨盤底筋群は、年齢とともに衰えていきます。加齢に伴い骨盤内の臓器(膀胱や直腸、子宮など)を支えられなくなるため、臓器が下がりやすくなってしまい、直腸にガスをためておく力が低下してしまうのです。もともと筋肉量の少ない女性には、特にその傾向があります。

直腸でガスをためる力が弱くなったとき、ガスが漏れるのを防ぐ最後の砦は肛門です。そこで肛門括約筋が弱っていると肛門が緩んでしまうため、ガス漏れ、つまりおならが出やすくなるのです」(駒形先生)。

気付いたときにおしりの穴をキュッと締めて!

肛門括約筋の衰えを改善するには、とにかく使うこと、動かすことが良いそうです。

「肛門括約筋はとても小さな筋肉です。鍛えれば比較的早く実感できます。できるとき、気付いたときにおしりの穴の開閉をするだけでも十分です。

例えばテレビを見ているとき、本編の間は肛門を締めておいて、CMになったら緩めるを繰り返すのも良いでしょう。電車通勤している人なら、電車が動いている間は締めて、止まったら緩めるというのも良いですね。そのとき、姿勢は正しく、反り腰にならないようにすれば下腹部の筋肉を鍛えることもできます

そして、ポイントは呼吸を止めないこと。呼吸を止めながらおこなうと長続きしません」(駒形先生)。

日ごろからの心がけが大切なようです。

まとめ

おならがコントロールできないのは脳の衰えが一番の原因かと思っていたら、筋肉の衰えが最大要因ということで驚きました。筋肉の衰えが肛門にまで及んでいるとは……。40代や50代でこのような症状が出ているなら、60代、70代はいわずもがな、です。気になっている人は今すぐトレーニングを開始してみましょう!

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラスト/村澤綾香

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取材・文/mido


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

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