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「ラクをして…けしからん!」何でも昔ながらのやり方にこだわる義父。娘のピュアな疑問で義父大慌て

  • 2025.10.13

家から車で5分ほどの距離に住む義父は、便利なものが大嫌いです。そのため私が文明の利器に頼って子育てしていると、ものすごく拒否反応を示すのです。そんな義父が言葉をつまらせる出来事がありました。

古い考えの義父

義父は昔ながらのやり方が好きな人で、最初はチャイルドシートすら「昔はなかった」と突っぱねていました。さすがに命に関わることは何度も説明して納得してもらいましたが、こまかいところで拒否反応を示されます。

たとえばわが家には家事時短のため、ロボット掃除機があります。義父はロボット掃除機を使うのが気に入らないようで、「ちゃんと手を動かせ」と、お古の掃除機を渡されました。

またあるときは、わが家では無洗米を使っていると話すと、「米を研がないなんて」とあきれた顔をした義父。後日、大量の無洗米ではないお米をもらいました。

そのほかも私が子育てで便利グッズを使っていると、「まーたラクして」といちいち突っかかってくるので、内心イラッとしつつ気にしないようにしていたのです。

娘の素朴な疑問

当時3歳の娘が義実家で動画を見ていたとき、義父に「またそんなもの、外で遊んで来い」と言われました。すると娘が「え、じいちゃんもスマホ見ているのに」と何気なく答えました。

義父は最近スマホに変えたばかりで、あれこれと楽しそうにずっとスマホを操作していたのです。娘の嫌味のない返しに、言葉をつまらせた義父。少し恥ずかしそうに咳払いしながら、「まあ少しだけならこういうのも悪くない」とつぶやいていました。

それからというもの、義父の誕生日には子どもと相談して、何かしら便利グッズをプレゼントしています。「またこんなもの」と言いつつ、「孫からのプレゼントだしな」と言って、なんだかんだ愛用してくれる義父。素直になれない義父ですが、孫の力もあってか、だんだんと拒否反応も薄れてきたように感じています。

著者:山口花/女性・ライター。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。

イラスト:海乃けだま

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー編集部

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