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「頭がおかしい」実弟が妻にモラハラ行為、姉として止められない罪悪感|弟はモラハラ加害者でした

  • 2025.10.17

主人公のみちる(35)は、義妹・さとみから、弟・りょうたによる心を削るモラハラの相談を受けます。弟・りょうたの激昂を恐れ、姉でありながら弟と向き合えなかったみちるですが、義妹の憔悴ぶりに「このままではいけない」と強く感じ、行動を始めることに。『弟はモラハラ加害者でした』をごらんください。

弟に関する、弟の妻・さとみさんからの相談は深刻になっていくばかり。体調不良を「仮病」呼ばわりされ、「精神病のくせに」という言葉の暴力など、モラハラはエスカレートの一途を辿っています。弟を止められない自分に無力感を抱くみちるは、夫に全てを打ち明け、専門家の助けを借りる決意を固めます。

深刻になる義妹の悩み

ママリ

さとみさんからの連絡は途切れることがなく、それどころかより深刻なものになっていきました。会うたびに彼女は目に見えてやつれ、顔色も悪く、常に不安そうな表情を浮かべています。

「みちるさん、本当に、もうどうしたらいいか分からなくて…」

そう言って、せきを切ったように泣きながら、弟にされたつらいことを話すのです。

「朝、体調が悪くて起き上がれない時にも『仮病だ』とののしられて…」
「ちょっと意見を言うと『頭がおかしい』とか『精神病のくせに』って言われて…もう私はいない方がいいのかなって思うこともあって…」

聞くに堪えないほどひどい言葉の数々に、まさかそれを口から放っているのが自分の肉親だと認識すると気が遠くなりそうでした。

「何とかしなければ」わかっているのに

ママリ

話を聞く限り、弟がしていることは完全なる「モラハラ」。例えばさとみさんに自由になるお金を一切与えず、全ての出費を細かくチェックするなどしていました。さとみさんの尊厳や人格を否定することもしょっちゅう言っています。

言葉一つ一つが、さとみさんの心を削り取っているのが分かりました。彼女の目には光がなく、ただひたすら恐怖と疲労に支配されている様子でした。

私は何度もスマホの電話帳で弟の番号を開き、モラハラを指摘しようと考えました。でも、どうしても発信できませんでした。きっと、りょうたの怒りの矛先が、さとみさんからわたし自身、あるいはわたしの家族に向けられるのが怖いのです。そんな自分のずるさにも嫌気がさしました。

他の姉妹たちもりょうたを恐れていて、意見できる人はいません。長女という立場もあり、妹たちに相談することは躊躇ってしまいました。

唯一の相談相手は夫

ママリ

夫のなおやは、そんな私にとって唯一の相談相手です。

「無理をしてストレスを抱えなくていいんだよ」

と心配してくれます。彼の優しさはありがたい。けれど、このままさとみさんを放置すれば、彼女の精神状態は確実に悪化します。最悪の事態になる前に、絶対に何か手を打たなければなりません。

でも、わたし一人の力ではどうにもならない。そう悟ったわたしは、ついに夫に全てを打ち明けて行動を起こすことを決めました。弟はモラハラ加害者で、過去の影響で家族内での解決が難しいことなど、全部を吐き出し、最適な道を探すのです。そうすることでしか、さとみさんを助けることはできないと思いました。

あとがき:モラハラ被害者の苦悩

「生きているのが嫌になる」というさとみさんの言葉が、読者の心に突き刺さります。支配的な相手は、被害者の最も弱い部分をピンポイントで攻撃してくるもの。妊娠中のみちるさんが受けるストレスも心配ですが、「大事な人を助けたいのに動けない」という罪悪感が彼女を追い詰めます。

この状況を家族だけで解決することは不可能だと悟り、夫と協力して外部の力を頼るという判断は、この負の連鎖を断ち切るための大きな一歩でしたね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

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