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「更年期が原因じゃない?」治療を続けても治らない手指痛に医師が告げた可能性<更年期>

  • 2025.10.10

アラフィフ主婦のへそさんによる、更年期の体の変化について描いたマンガ。
へそさんが婦人科を受診したきっかけは、放置していた卵巣のう腫でしたが、その後は手指痛改善のために通院を続けていました。婦人科では更年期だと診断されたため、手指痛の原因もそこにあると思い、ホルモン補充療法をおこなうことに。しかし、体に合わず、不正出血や腹痛などの症状が出るだけで、手指痛は良くならず……。そこで、医師に相談し、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方薬の服薬で様子を見ることになりました。

漢方薬を飲み始めて10日たつと、便秘の症状が現れ戸惑うへそさん。手指痛が良くなるかと思いきや、まったく効き目はありませんでした。今度こそ効いてほしいという思いとは裏腹になかなか変化が現れず、医師から更年期ではない可能性を示唆されて……。

右手が腫れぼったくなってきて…

こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。

右手はだんだん腫れぼったくなって、日常生活にも支障が出始めていました。医師からは婦人科での治療で結果が出ないなら、膠原病を疑ったほうがいいとのこと。

しかし、私は手指痛が気になり始めたころに近所の整形外科を受診し、膠原病(こうげんびょう/皮膚・関節・血管・内臓などに慢性の炎症を来す疾患の総称)について検査してもらっていました。その結果を提出するも「これは膠原病の可能性を簡易的に確認できるだけなので……」と言われ、可能性は否定できないとのことでした。

次は婦人科ではなく、膠原病内科で専門の方に診察してもらうことになりました。

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へそさんは更年期による症状だと思っていた右手の痛みに対して、ホルモン補充療法や漢方薬などの治療に取り組んできました。しかし改善は見られず、婦人科だけでは限界があると医師から伝えられ、膠原病内科を受診することに。一度は否定された病気の可能性を再び示されるのは、不安や戸惑いが大きいですよね。

今回の体験を通じてわかるのは、「更年期だから仕方ない」と決めつけず、症状の背景に別の病気が隠れていることもあるということです。長く続く痛みや違和感は、自己判断せずに専門医に相談する大切さを改めて教えてくれます。へそさんの体験が、同じように悩む方の「気付き」につながればと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。


著者:マンガ家・イラストレーター へそ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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