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老舗と町家、京都のコーヒー喫茶で憩う。〈はなふさ イースト店〉、〈IWASHI COFFEE〉

  • 2025.10.8
はなふさ イースト店、IWASHI COFFEE
BRUTUS

はなふさ イースト店(蹴上)

喫茶店全盛期の景色が残る、京都最古のサイフォン店

コーヒーといえば、サイフォン式。カウンターでは蝶ネクタイをしたマスターが、黙々とサイフォンを操り、琥珀色の液体が上へ、下へ。ホールには、新聞片手にいつものブレンドで一服する常連らしき客の姿。そんな70~80年代に主流だった喫茶店の景色がある。

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創業は1955年。東京で学んだ初代が、京都で最初にサイフォン式を始めた。現在は2代目の山本一夫さんが自宅のそばで自家焙煎。独特の抽出法を継いでいる。

一度ロートに沸き上がったコーヒーが、下のフラスコに落ち始めるや、再び加熱して沸き上げ、どっしりと濃厚な味わいに仕上げるのがはなふさ流。良き相棒である自家製チーズケーキも40年以上続くロングセラーだ。

サントスブレンド600円。レアタイプチーズケーキはブルーベリーソースが付いて430円。

Information

なふさ イースト店の外観
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はなふさ イースト店

深夜2時まで営業している喫茶店は、京都では稀少で、夜も賑わう。苦味の「サントス」、香りの「モカ」、酸味の「コロンビア」の3種が不動の定番。チーズケーキはベークドタイプもあり、持ち帰りも人気。全席喫煙可。
住所:京都市左京区岡崎東天王町43−5 1F
TEL:075-751-9610
営:8時~翌2時
休:無休
IG:@hanahusa_kyoto

IWASHI COFFEE(円町)

閑静な西陣の京町家で、穏やかなシングルオリジンを

インバウンドとは無縁の、まっこと静かな西陣の住宅街に、店はある。白壁の引き戸を開けると、和洋が同居したゆったりとした空間が広がる。手前にはテーブル席と焙煎機、奥には町家の面影を残した広い座敷と裏庭が見える。店主は、飲食店などにも豆を卸している真下(ましも)裕也さん。

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焙煎所を探していたところ、この古い町家に出会い、自ら改装し、2020年にカフェとしてオープンした。塾の講師から転身、地元・京都でコーヒー屋を始めて15年ほど。今も変わらず、店内にある小型の直火式焙煎機で、毎朝焙煎。「雑味がない、穏やかな味わい」のシングルオリジンをハンドドリップで丁寧に淹れる。そのコーヒーが落ちる音も、ここでは心地よいBGMだ。

本日のコーヒーから、中深煎りブラジル500円。〈Sasha〉のパウンドケーキ500円。

Information

IWASHI COFFEEの外観
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イワシコーヒー

コーヒーはシングルオリジンのみで4種。深煎りのコロンビアのみ定番で、ほか3種は時季によって替わる。お菓子は、2024年に近くにオープンした〈Sasha〉の焼き菓子を中心にスタンバイ。

住所:京都市上京区長門町414
TEL:なし
営:12時30分~17時30分
休:月曜・火曜・水曜
Facebook:@iwashicoffee

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