「婚約破棄」され結婚相談所へ入会！ 男性の値踏みフィルターに落とされまくった美人アラサー女性の末路

「コスパよく出会える」ということで、近年若者の間で人気になりつつある結婚相談所。

これまでマイナビウエディングでは、結婚相談所に入会した3人の女性にインタビューし、当事者たちの声や現状などをお伝えしてきました。

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今回は第4弾として、新たに結婚相談所に入会していた女性・Ｄ子さん（30代前半・首都圏在住）を発見！

ほっそりとし、フェミニンな服装が似合うＤ子さん。目元は吉沢亮似できりりとした顔立ちがキレイな美人アラサーの彼女は、どういった経緯で結婚相談所に入ったのでしょうか？

念願の同棲スタートのはずが…… 幸せ絶頂期を襲う“彼氏のマイペース”

――まず、なぜ結婚相談所に入会したか、理由を教えてください。

唐突に言うと、「婚約破棄」をされたからです。

――ええっ？ 「婚約破棄」！？ どうして婚約破棄になったのかが気になります。

私、今は首都圏に住んでいるんですが、その前は地元の福岡に住んでいたんです。その時の彼氏は４年くらい付き合っていて。それでプロポーズされて同棲を始めたんですよ。

でも彼、おじいちゃんが住んでいる東京に遊びに行って、おじいちゃんの家の近くのマッサージ店のママさんと仲良くなって、勝手に東京のスタートアップ企業に転職するって決めてきちゃって（苦笑）。

――ああ、それで婚約破棄になったんですね！

いや、違うんです。その頃は私も好きだったし、婚約までしていたから、私も仕事辞めて福岡から一緒に上京したんです。

――ええっ！？ ついていったんですか！！ 一途じゃないですか。

そう、一途だったんです。その当時、私は派遣社員だったんですが、ちょうど派遣先の方々に成果を認められて正社員になることも決まっていたんです。でも、彼が「東京に行くから！」の一点張りで……。しょうがなく正社員の道を諦めて一緒に上京したんです。

上京して凶変！ 彼氏がモラハラ男に変身……

――それなら「新天地で心機一転、夫婦生活に突入！」になるはずですよね。なんで婚約破棄になったんですか？

彼、上京して一緒に暮らし始めたら、一気に性格が変わってしまって。もともと福岡にいた時も浮気癖はあったんですが、優しかったから許していたんです。

でも、上京して同棲したら、「お前の服と一緒に洗濯したくない」「なんで俺がお前のご飯まで作らなきゃいけないのか」とか、ことあるごとにつっかかるようになってきて。まあ、いわゆる【モラハラ男】に凶変したんです。

――……なんか凶変しすぎじゃないですか（苦笑）？

ですよね……。でもその当時は【モラハラ】と感じていなかったんです。「転職したばかりだからイライラしているのかな？」とか「私が悪いから」と思っていたんですよ。

でも、上京して半年過ぎた時に「あれ、なんか変？」と思って。意を決して彼に「別れたいの？」って聞いたら即答で「うん！」と返事が返ってきて、すぐに婚約破棄しました。

――なんか、ドラマみているみたいですね。それですぐに結婚相談所に？

いいえ。それから１年ぐらいはマチアプや合コンをしていました。けど、そこで出会う男性は「結婚する気」があまりなくて。

私、「婚約破棄」されたときに、実家のある福岡帰ろうとして親に連絡したら「帰ってくるな！ 帰るなら子どもくらい作ってこい！」って父に言われたんです（苦笑）。それで帰れない状況だったんで、どうしても結婚したくって。

結局、結婚の意思があるのは結婚相談所だと思って入会しました。

“低スペック男性に値踏みされる”結婚相談所

――そうなんですね……。九州男児ってやつですかね（笑）。では、結婚相談所ではどうでしたか？

私が入った結婚相談所は※IBJ系列ではない、独自のコミュニティを確立している大手の結婚相談所だったんですが、まず思ったのが「男性側が厳しい」ということでした。

※IBJとは
IBJは結婚相談所・婚活中の人に『お相手を紹介するサービス』を提供する連盟。1900社もの結婚相談所とそこの会員6万人を結ぶ日本最大級の結婚相談所連盟のこと。

私は短大卒なんですが、その時点でアウトなんです。というのも、女性側に求める条件に「4大卒」を入れる男性が多いみたいで。それでマッチングする男性がかなり減りました（苦笑）。

あと私、生まれはアメリカで育ちが福岡なんですが、やはり首都圏近郊じゃないと検索されないことが多いみたいで。

それに、私当時30歳なったばかりなんですが、その結婚相談所の男性たちは20代を狙う傾向があったらしくて（苦笑）。

なかなか、序盤から厳しい状況が続きましたね。

――そうなんですね。男性の希望のハードルも高いんですね……。

本当に高いですよ……。女性側に求める条件が厳しいわりに、年収が私よりも低かったり……。

私が通っていた結婚相談所は男性側が優位なので、女性側が値踏みされてとてもイヤな気持になりましたね（苦笑）。

唯一、マッチした男性もあわなくて……

――そうですよね……。なかなか厳しいですね。では、結果何人の男性とお見合いしたんですか？

１人です（笑）。

――ええっ！ １人目で諦めちゃったんですか！？

そうなんです。やっとマッチした男性だったんですが、結構頑固な方で。私が「カフェ巡りが好きなんです」といったら「じゃあ、お気に入りのカフェに行きましょう」ってなったんですが、当日土砂降りの雨模様になってしまって。狭めのお店だったので、「混んでたら座れないから違うカフェにしましょう」と私の方から提案したんですが、相手の男性は「そこが良いから！」と譲らなくて。

結局、時間通りにカフェに行ったら案の定混んでいて。おまけに男性は大遅刻してくるしで（苦笑）。一応席取って待っていたんですが、大遅刻してきた彼は「テラス席に行きたい！」と譲らなくて、結局土砂降りの中テラス席でお茶しました。

その時に、「結局、ここにもあう人いないな～」と思って、退会を決めました（笑）。

結婚相談所を諦めた敗因は？

――結構、ハードなお見合いでしたね（苦笑）。敗因はわかっているんですか？

はい、わかってます。1番の問題は選んだ結婚相談所との相性ですかね。有名な大手の結婚相談所でしたが、独自の紹介コミュニティだから、男性の母数が少ないんですよ。

――独自の紹介コミュニティは困りますね。

あと、これから入会する人は、結婚相談所の方針も探ったほうが良いです。仲人スタッフが「結婚相談所の男性は褒められることで優越感を感じる」「初回のデートは〇〇ホテルのラウンジで」「結婚相談所側が月1でオススメする男性は絶対に一度会う」といった独自ノウハウを教えてくるのも私とあわなかったんです。

正直、そのような点もやめた理由の一つです。

――そうなんですね（笑）。では、結婚相談所を退会した後はマチアプで婚活しているんですか？

そうです。結局振り返ると、婚約破棄された彼を見返したいという気持ちで結婚したかっただけだったんです。だから焦っていましたが、彼のこと忘れたら「結婚はゆっくりでも大丈夫！」と思えるようになって。

今はマチアプでマイペースにやっています。

今日もこの後、弁護士の方と初デートに行ってきます。まあ、メッセージのやり取りしていたら急に「ライブ好きですか？」「Do As Infinityのチケットあるんですが行きませんか？」と聞く人で（笑）。「Do As Infinityが好きか問題じゃないんだ（苦笑）」と思ってしまう変わった方ですが、面白そうなので会います（笑）。

――D子さん、めちゃくちゃ好奇心旺盛ですね。楽しい出会いになると良いですね！ そのお話も楽しみにしています。

インタビュー、ありがとうございました！