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「お前に価値なんかない」息子に夢を押し付ける父親→暴力、暴言…“最低な行為”を続けた先の“最悪な末路”【しまうま劇場】

  • 2025.10.21

保護者の中には、自分の叶わなかった夢を子どもに託す人も少なくありません。「サッカー選手になりたかったけどセンスがなくて諦めたから、息子には頑張ってもらいたい」「子どものときに習えなかったバレエを、娘にやらせたい」そう考え、ついつい教育に熱が入ってしまう保護者を見たことのある方も少なくないのではないでしょうか?しかし、中には熱心なあまり子どもの気持ちを蔑ろにしてしまう親もいるようで…。

未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『弟の方が大切なの?』は、そんな「自分の夢を子どもに託す親」をテーマとしたドラマです。「前編」では、息子(奏斗)を甲子園に行ける野球選手に育てたいあまり、娘(愛莉)に大学進学を諦めるよう告げる父親の姿が描かれました。「後編」では、肩を怪我した息子が野球部を辞めて寮から家に帰ってきます。

【弟の方が大切なの?】家族の夢は、自分の夢になる?#ショートドラマ

野球部をやめた奏斗に辛くあたる父親

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出典:@shimaumagekijou

ある夜、家族揃って夕食を食べようとしていたら、父親がサッと奏斗のお皿の上から肉をとってしまいました。そして、冷たく言い放ちます。

「お前は食べる権利ないから」

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父親が野球選手になる夢を託し、姉の大学進学資金を費やしてまで自分の野球に投資していたことを知っている奏斗は、「俺の…」と呟きつつ、何も言い返せません。

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弟に辛く当たる父親を見ていられなくなった愛莉は、「お父さん、どうして!?」と反論しますが…

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父親はさらに苛つくばかり。

奏斗の胸ぐらを掴み、「簡単に部活やめやがって!」と息子を責め立てます。

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「もう嫌だ…自由に生きさせてよ!」

地面に転がされ、そう叫んだ奏斗の言葉も父親には届きません。

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「ダメだ。お前にいくらつぎこんできたと思ってるんだ」

そう追い打ちをかけ、お金を工面するために愛莉が大学進学を諦めたことまで持ち出す始末でした。

愛莉が弟の夢を奪ったと誤解されて…

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次の日、学校に行った愛莉はいつものように「おはよう」と友だちの詩織に声をかけました。

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しかし、詩織はなぜか冷たい反応。

チラリと愛莉を一瞥すると、顔をそむけ無視します。

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「私何かした…?」

慌てて声をかけると、詩織は愛莉を睨み、言いました。

「あんた、自分の大学のために弟の夢を奪ったんだって!?」

どこで話がねじれて伝わってしまったのでしょうか?詩織は大きな誤解をしているようです。

愛莉が大学に進学できることになったのは、奏斗が腕を怪我し、野球部をやめたせい。

しかし、詩織は「愛莉は自分が大学に行きたいあまり、奏斗に野球をやめさせた」と思っているのです。

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「そんなわけないじゃん!」

愛莉は必死で誤解を解こうとしますが、詩織は聞く耳を持ちません。

「家族を犠牲にしてまで自分は幸せになりたいとか、最低」

そう言い放ち、去っていきました。

何もかも嫌になった奏斗は…

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その夜、家では奏斗が電話で野球部の監督から「皆お前の才能を評価していたのに…」と責められていました。

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「これで全部終わりだ!」

何もかも嫌になってしまった奏斗は、自棄になり、自分の頭をバットで殴りつけようとします。

しかし、部屋を通りかかった愛莉が奏斗の様子がおかしいことに気づきました。

「奏斗!何やってるの!?」

彼女は慌てて奏斗からバットを取り上げようとしますが…

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奏斗の振り下ろしたバットが、うっかり愛莉の頭に当たってしまいました。

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金属バットで強く殴られた愛莉はその場に倒れ込み、意識を失ってしまいます。

「姉ちゃん!?」

奏斗が慌てて声をかけても愛莉は目を覚ましません。

結局、そのまま救急車で病院に搬送されることとなりました。

辛いときこそ支えるのが家族のはずなのに!

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病院から帰ってきた2人を待ち受けていたのは、怒り狂った父親でした。

「俺は払わないからな」そう、愛莉の病院の領収証を破り捨て、「プロになれないお前に価値なんかないんだよ!」と奏斗を怒鳴りつけます。

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父親のあんまりな仕打ちに、愛莉は「奏斗は野球が嫌いでやめたいんじゃない!」と大声で叫びます。「怪我したんだよ!」そう弟を庇いました。

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そして、なおも文句を言おうとする父親に「自分の夢を押し付けて、無理させた結果がこれだよ!」と現実を突きつけます。

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それから、今はなき母の写真を指差し、「辛いときこそ支えるのが家族ってお母さん言ってた!」と言いました。

腕を怪我して苦しむ息子を慰め、娘の大学進学をなんとか応援しようとするのが親でなければならないはず。それなのに、父親は奏斗と自分に辛く当たるだけ…。

最低の親に、とうとう愛莉の堪忍袋の緒が切れました。

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「家族がボロボロの時に何とも思わない父親…私達にいらない!」

そして、愛莉は弟の手を取り、父親の前から去っていったのでした。

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後には、ただ1人、呆然とその場に座り込む父親だけが残されました…。

「お父さん失格!」父親の態度に非難殺到

YouTubeショートのコメント欄には、自分の気持ちばかり押し付ける父親に対し「やばい」「お父さん失格」「子どもは所有物じゃない」など非難の言葉が多数寄せられていました。また、愛莉と奏斗の姉弟愛に心打たれた視聴者も多いようです。

子どもの教育に熱くなる気持ちはわかります。叶わなかった自分の夢を託したくなることもあるでしょう。しかし、保護者にはまず子どもの良き理解者でいてほしいものですね。

『弟の方が大切なの?』は、家族の在り方について考えるきっかけとなる素晴らしい作品でした。



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