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「ほんと開始30秒で面白い」「神作でしょ」放送から4年“奇跡の完成度”に称賛殺到…「全人類観て」“熱狂ファン”相次ぐ至高ドラマ

  • 2025.10.28

ドラマや映画の中には、息をのむ展開で、観る人の心を強く揺さぶる作品があります。

今回は、そんな中から“衝撃走る名作”を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)をご紹介します。3度の結婚と離婚を経験した女性が、元夫たちと奇妙な縁を紡ぎながら、自分らしい生き方を模索する本作の魅力とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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ミュージカルの制作発表記念会見に出席した松たか子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2021年4月13日~6月15日
  • 出演:松たか子(大豆田とわ子 役)

建設会社「しろくまハウジング」の社長に就任した大豆田とわ子(松たか子)は、これまでに三度結婚し、三度離婚した“バツ3”の女性です。最初の夫・田中八作(松田龍平)との間に生まれた中学3年生の娘・唄(豊嶋花)と二人で日々忙しく暮らしていました。

ある日、とわ子は母の遺品となったパソコンを開こうとしますが、パスワードが設定されていることに気づきます。そのパスワードを設定したのは、どうやら三人の元夫のうちの誰か…。唄はすぐに確認するよう促しますが、面倒なことを避けたいとわ子は、気持ちが重くなってしまいます。

それでも覚悟を決め、元夫たちに会いに行くことを決意したとわ子。三番目の夫・中村慎森(岡田将生)は会社の顧問弁護士で、甘い顔立ちに似合わず理屈っぽく、少しひねくれた性格の持ち主です。二番目の夫・佐藤鹿太郎(角田晃広)は人気ファッションカメラマンでありながら、器が小さい人物。そして、一番目の夫・八作は会社を辞め、レストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンとして働いています。

とわ子がそれぞれの元夫のもとを訪ねていくうちに、互いに接点を持つことになる3人の元夫たち。離婚してからも、とわ子への気持ちを捨てきれない彼らは、やがて顔をそろえ、とわ子のことを語り合うのでした――。

“離婚しても続く関係”を描いたロマンティックコメディ

『大豆田とわ子と三人の元夫』は、ドラマ『カルテット』『スイッチ』『初恋の悪魔』などで知られる坂元裕二さんが脚本を手がけたオリジナル作品で、2021年春クールにカンテレ・フジテレビ系で放送されました。明るくもどこか不器用な女性・大豆田とわ子を中心に、“離婚しても続いてしまう関係”を軽やかに描いたロマンティックコメディです。

本作の最大の魅力は、やはり坂元作品ならではの会話劇にあります。何気ない日常のやり取りが、時に笑いを生み、時に心に深く刺さる——そんな独特のリズムで紡がれる物語が、登場人物たちの人間味をいっそう鮮やかに映し出しています。

演出は中江和仁さん、池田千尋さん、瀧悠輔さんが担当。映画のような映像美と緻密な構図によって、現代的で洗練された世界観を作り上げました。さらに、伊藤沙莉さんによるナレーションが物語に軽やかなリズムとユーモアを添えています。

また、STUTS & 松たか子 with 3exesによる主題歌『Presence』は、各話ごとに異なるラッパーが参加するという、ドラマとしては異例のスタイルが話題を呼びました。

なお、本作は放送後、第76回文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門 優秀賞、第59回ギャラクシー賞 テレビ部門 優秀賞、東京ドラマアウォード2021 優秀賞、脚本賞、主題歌賞など数々の賞を受賞。

さらに、本編と連動したスピンオフドラマチェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち』が、動画配信サービスGYAO!(2023年3月31日サービス終了)で独占配信されました。本作は、「もし三人の元夫たちが大豆田とわ子を知らなかったら」という設定のパラレルストーリーで、レストラン「オペレッタ」を舞台に元夫三人が日替わりシェフとして登場。本編とは異なる関係性を描いた、遊び心あふれる内容となっています。

脚本は坂元裕二さんのゼミ出身の若手脚本家が担当。作品世界をより深く味わえるスピンオフとして、多くの視聴者から高い評価を得ました。

三人の元夫が語る、愛とユーモアの群像劇

『大豆田とわ子と三人の元夫』は、“開始30秒で心を掴む”完成度の高さが魅力です。冒頭のダイジェストでエピソードを一気に描き出し、伊藤沙莉さんのナレーションが観る人を物語へと引き込みました。

とわ子が笑い、転び、また立ち上がる姿には、誰もが抱える“未完成な自分”が映し出されています。そんなとわ子を取り巻くのは、三人の元夫――理屈っぽい慎森、器の小さい鹿太郎、モテ体質の八作。それぞれがかつての愛を抱えながらも、新しい関係を模索する姿に、人と人とのつながりの複雑さと温かさがにじみます。

坂元さんが描くのは、不器用ながらも愛すべき人々の姿。喜びと悲しみが交わる感情のグラデーションをすくい上げ、その複雑さを人生の豊かさ、温かな人間味として映し出しています。

SNSでは、「ほんとに開始30秒で面白い」「オープニングから面白すぎ」「一気に惹き込まれてドハマりした」と作品に魅了された声のほか、「テンポも会話も絶妙」「セリフが深くて神」「天才」「神作でしょ」といった感想が数多く寄せられました。さらに、「圧倒されるレベルの傑作」「現代ドラマの奇跡だろ」「全人類観て」と語るファンも。完璧ではないけれど自分らしく生きるとわ子の姿が、多くの女性に勇気と共感を与えました。

笑いと涙のあわいで“人を愛すること”を描いた本作は、まさに“衝撃走る名作”と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です