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「地上波では体験できないレベル」“別格のクオリティ”に視聴者感激…国民的女優が“体当たり演技”で魅せた傑作ドラマ

  • 2025.10.25

日本が誇る国民的女優たちの圧倒的な存在感と演技力は、時に物語そのものよりも強く、私たちの記憶に刻まれます。観る者の心を鷲掴みにする迫真の表情、深く胸に響くセリフ回しの数々。今回は、そんな“国民的女優の名演技が見られる名作”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、橋本環奈さん出演の2021年放送ドラマ『インフルエンス』(WOWOWプライム)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“国民的女優の名演技が見られる名作”ドラマ『インフルエンス』

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「LINE NEWS AWARDS 2022」の表彰式に出席した橋本環奈(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『インフルエンス』(WOWOWプライム)
  • 放送期間:2021年3月20日~4月17日

あらすじ

近藤史恵さんの同名小説を原作に、WOWOW「連続ドラマW」枠で放送された実写ドラマ。

地方の団地で暮らす高校生の戸塚友梨(橋本環奈)は、心に深い傷を負っていました。それは、かつての親友・日野里子(吉川愛)が祖父から性的虐待を受けていると知りながら、彼女を守ることができずに疎遠になってしまったという罪悪感でした。

そんなある日、友梨のクラスに東京から坂崎真帆(葵わかな)が転校してきます。同じ団地に住む2人はすぐに打ち解け、新たな友情を育み始めます。しかし、ある夜、包丁を持った暴漢に真帆が襲われ、彼女を守ろうとした友梨は夢中で男を刺してしまいます。

正当防衛を信じ、恐怖に震えながら夜を明かした友梨。しかし翌朝、殺人未遂の容疑で逮捕されたのは、不良となり疎遠になっていた里子でした。友梨が犯したはずの罪を、なぜ里子が被ったのでしょうか。友情が引き起こしたひとつの事件をきっかけに、3人の少女たちの運命は複雑に絡み合い、歪んだ方向へと進んでいきます―。

ドラマ『インフルエンス』の見どころ※ネタバレあり

WOWOWで放送されたドラマ『インフルエンス』は、友情が殺意へと変貌していく様を描いた、息もつかせぬクライムサスペンスです。本作を語るうえで欠かせないのが、橋本環奈さん、葵わかなさん、吉川愛さんが演じる3人の女子高生が、ある事件をきっかけに結ばれてしまう罪深き友情の行方です。互いを守りたいという純粋な想いが、やがて彼女たちを後戻りできない共犯関係へと追い込んでいく展開は、観る者の心を激しく揺さぶりました。SNSでは「引きずってる」といった声が上がるほど、深い余韻を残しています。

また、そんな重厚でシリアスな物語を支える、圧倒的な作品力の高さも本作の大きな魅力です。複雑に絡み合う人間関係と、過去と現在が交錯する巧みなストーリーテリング、そして若手実力派女優たちの鬼気迫る演技合戦は、まさに圧巻の一言。そのクオリティの高さは、多くの視聴者から「地上波では観られない」「地上波では体験できないレベル」と絶賛されています。別格とも言えるWOWOWならではの骨太な人間ドラマが、多くの視聴者を惹きつけました。

橋本環奈が殺人を犯してしまった女性を熱演

橋本環奈さんが主演を務め、3人の女性の友情と“殺人”をめぐる、切なくも衝撃的な物語が話題を呼んだドラマ『インフルエンス』。これまでコメディ作品に出演した際の明るいイメージが強かった橋本さんですが、本作ではシリアスな役柄で新たな一面を見せ、演技の幅広さを証明しました。主人公・戸塚友梨の心の機微を見事に表現し、物語が進むにつれて精神的に追い詰められていく姿を体当たりで演じきり、作品に一層の深みと緊張感をもたらしています。

橋本さんの圧巻の演技は多くの視聴者の心を掴み、SNSでは「コメディ以外の良さが存分に味わえる」「演技が素晴らしい」「すごく惹き込まれた」といった声が多数寄せられました。コメディはもちろん、シリアスな演技でも人々を魅了する幅広い演技を見せた橋本さん。これまでのイメージを良い意味で裏切る迫真の演技が、視聴者を物語の世界へと強く引き込んだことがうかがえます。

ドラマ『インフルエンス』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“友情と裏切りの恐るべき真相”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です