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「マジか…」テレビ局が“最終回を急きょ放送中止”する緊急事態に騒然…「視聴は自己責任で」日本アニメ史に残る伝説作

  • 2025.10.21

アニメの歴史には、多くのファンに惜しまれながらも、テレビ放送が途中で打ち切られてしまった悲運の作品が存在します。さまざまな憶測を呼んだ裏の事情や、未完に終わった物語のその先に、ファンは思いを馳せたことでしょう。今回は、そんな“放送中止になったアニメ”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2007年放送のアニメ『School Days』(AT-Xほか)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“放送中止になったアニメ”『School Days』

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『School Days』(AT-Xほか)
  • 放送期間:2007年7月12日~9月27日

あらすじ

オーバーフローより発売された同名ゲームを原作に、監督・元永慶太郎さん、シリーズ構成・脚本・上江洲誠さんでアニメ化。

榊野学園に入学した伊藤誠(声・平川大輔)は、同じ沿線から通学する隣のクラスの桂言葉(声・岡嶋妙)に密かに心を奪われていました。毎日同じ電車で静かに本を読む彼女の姿を、ただ遠くから見つめるだけの日々が続いていました。

そんなある日、誠は「好きな人の写真を待ち受けにして3週間、誰にもバレなかったら恋が成就する」という携帯電話のおまじないを半信半疑で試してみることにします。しかし、言葉の写真を待ち受けにした矢先、同じクラスで隣の席に座る西園寺世界(声・河原木志穂)にすぐに見られてしまいます。

おまじないが早々に破綻して落ち込む誠でしたが、世界は勝手に写真を見たお詫びにと、誠と言葉の仲を積極的に取り持つことを申し出ます。世界の協力のおかげで2人の距離は急速に縮まりますが、それはやがて訪れる衝撃的な三角関係の序章に過ぎませんでした―。

アニメ『School Days』の見どころ※ネタバレあり

2007年に放送されたアニメ『School Days』は、恋愛シミュレーションゲームを原作としながら、その最終回がテレビアニメ史に残る衝撃的な内容であったことから、伝説的な作品として知られています。序盤は普通の学園ラブストーリーとして始まりますが、主人公の身勝手な行動が引き金となり、物語は登場人物たちの精神が崩壊していく壮絶な愛憎劇へと変貌。その結末は、目を覆いたくなるほどの暴力と狂気に満ちており、多くの視聴者に強烈なトラウマを植え付けました。

しかし、そのあまりに救いのない内容とは裏腹に、本作は今なお多くのファンを虜にしています。その理由の一つが、観る年齢や経験によって登場人物への感情移入の対象が変化するという作品の持つ多面性です。結末を知っているからこそ、誰が一番悪いのか、どうすれば悲劇を避けられたのか、といった議論が絶えず頭の中を巡ります。SNSでは「観るたび違った感じ方ができる」「謎の中毒性がある」といった声が上がるなど、単なる鬱アニメにとどまらない、唯一無二の地位を確立した作品です。

最終回が放送中止になったワケ※ネタバレあり

アニメ『School Days』は最終回の放送予定日である2007年9月18日、京都府京田辺市で16歳の少女が父親を斧で殺害するという事件の発生を受けて、最終回の放送が中止されました。本作の最終回にこの事件と酷似したシーンがあったことから、地上波放送局は急遽放送を中止するという判断を下しました。そのうちのテレビ神奈川は中止の理由を「アニメ自体に問題があるというわけではなく、社会的な影響を考えた」と説明しており、フィクションといえども、現実の事件が社会に与える影響を重く見た結果の措置でした。

問題の最終回は、多くのアニメファンに語り継がれるほどの衝撃的なシーンの連続でした。主人公の伊藤誠に裏切られ、絶望した西園寺世界は、彼の家にあった包丁で誠を刺殺してしまいました。その後、誠の亡骸を発見した桂言葉は、世界に想いをぶつけるべく彼女を学校の屋上に呼び出します。言葉は世界の妊娠が嘘であると証明するために、ナタで彼女の腹を裂いて「中に誰もいませんよ」と呟くのでした。その後、言葉はヨットの上で、切り取った誠の頭部を愛おしそうに抱きしめ、静かに微笑んで物語は幕を閉じます

後日、最終回を視聴したファンからは「放送自粛になったのも頷ける」「これは仕方ない」「マジか…」「視聴は自己責任で」といった感想が多く寄せられました。その衝撃的な展開が、視聴者の想像を遥かに超えるものだったことがうかがえます。放送当日に放送を中止するという異例の事態のように思われた出来事でしたが、多くの視聴者が納得する内容であったと再認識することとなりました。

アニメ『School Days』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“日本アニメ史に残る伝説のトラウマアニメ”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です