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「え、嘘でしょ?」40年ぶりに“まさかの復活”が決定した神アニメ…だけど「いくら何でも…」“期待と不安が交錯する”ワケ

  • 2025.10.20

結末を知っているはずなのに、なぜか繰り返し観てしまう不思議な魅力を持った作品。巧みに張り巡らされた伏線や、観るたびに新たな発見があるセリフの数々といった奥深い作り込みが、私たちを飽きさせることなく、何度でも物語の感動と興奮を味あわせてくれます。今回は、そんな“何度観ても面白い名作”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、1985年放送のアニメ『ハイスクール!奇面組』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“何度観ても面白い名作”アニメ『ハイスクール!奇面組』

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『ハイスクール!奇面組』(フジテレビ系)
  • 放送期間:1985年10月12日~1987年9月26日

あらすじ

新沢基栄さんの同名漫画を原作に、アニメーション制作・スタジオコメットでアニメ化。

舞台は、「一応高校」。ここに、リーダーの一堂零(声・千葉繁)をはじめ、冷越豪(声・玄田哲章)出瀬潔(声・二又一成)諸星大(声・塩沢兼人)大間仁(声・龍田直樹)ら5人からなる、学園きっての変人集団「奇面組」がいました。

彼らはそのあまりにも個性的なルックスと、常軌を逸した行動で周囲を圧倒しています。そんな奇面組に何かと興味を持って関わってくるのが、クラスメイトの河川唯(声・高橋美紀)宇留千絵(声・松井菜桜子)です。

色男組や骨組といった他の名物集団や教師たちも巻き込み、彼らが繰り広げるのは奇想天外で支離滅裂なドタバタ騒動。今日もまた、常識や理屈が一切通用しない彼らの、おかしな一日が繰り広げられます―。

アニメ『ハイスクール!奇面組』の見どころ※ネタバレあり

1980年代を代表する学園ギャグアニメの金字塔アニメ『ハイスクール!奇面組』。一堂零をはじめとする、一度見たら忘れられない個性的な5人組「奇面組」が繰り広げる奇想天外な日常を描いた本作は、そのシュールでくだらない、しかしどこか愛らしい笑いで日本中を席巻しました。子どもだけでなく大人たちも虜にするギャグの数々や、大ヒットした主題歌など、SNSでは「爆笑どころ満載」「一世を風靡してた」といった声が上がるほど社会現象を巻き起こしました。

しかし、本作の魅力は単なるギャグだけではありません。SNSでは「自分の個性をさらけだして青春を謳歌するキャラたちがカッコイイ」「ただのギャグアニメと侮るなかれ」といったコメントが寄せられるなど、変人扱いされながらも、全く臆することなく個性をさらけ出す主人公たちに不思議と勇気を貰う視聴者が多くいました。個性の大切さや周囲と違うことが恥ずかしいことではないといったメッセージが伝わってくる内容が、単純なコメディにとどまらない不朽の名作となっている要因なのかもしれません。

令和の時代にまさかの復活…ファン「マジで待ってた」「令和にできる?」期待と不安が入り混じるワケ

1980年代に一世を風靡したギャグアニメ『ハイスクール!奇面組』。2025年10月に放送40周年を迎え、今なお根強い人気を誇るアニメとして多くのファンから愛されています。そんな本作ですが、2025年10月17日にファンを驚愕させる発表がありました。なんと放送40周年を記念して、2026年1月よりフジテレビのアニメ枠「ノイタミナ」で完全新作として復活することが発表され、大きな話題を呼んでいます。

今回の復活版では、声優陣を関智一さんが務めるほか、武内駿輔さん、松岡禎丞さん、小林千晃さん、戸谷菊之介さんといった現代を代表する超豪華なメンバーに刷新。さらに、本作が初のテレビアニメーションとなる映画『かくかくしかじか』などで知られる関和亮さんを監督に気鋭のスタッフ陣が制作するほか、劇中歌プロデュースを世界的なシティポップの先導者であるNight Tempoさんが担当するなど、その鉄壁の布陣に大きな注目が集まっています。

このビッグニュースに、往年のファンからは「え、嘘でしょ?」「ありがとう!」「マジで待ってた」「観なくては!」といった歓喜の声が上がる一方、80年代ならではの過激なギャグや表現が持ち味だっただけに、「令和にできるの?」「色々と制限がかかってしまうかも」「いくら何でも…」と、現代のコンプライアンスを懸念する声も上がっています。一世を風靡したアニメ『ハイスクール!奇面組』が、果たして令和の時代にどのように復活を遂げるのか注目です。

アニメ『ハイスクール!奇面組』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“変顔の五人組が繰り広げる爆笑学園コメディ”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です