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「雨の日、杖をついて乗り込んだ電車は外国人観光客でいっぱい。席に座れずなんとか立っていたけれど...」(北海道・40代女性)

  • 2025.9.27

北海道在住の40代女性・Iさんは、杖をついて生活している。

その日は雨が降っていて、乗り込んだ電車の床が濡れていた。

座席は埋まっていたので、彼女は手すりにつかまって立っていたのだが......。

ある雨の日に(画像はphotoAC)

<Iさんからのおたより>

私は北海道函館市に住んでいて、杖をつきながらの生活を送っています。

移動は主に電車かバスなのですが、海外からの観光客が多いので、大きなトランクごと乗ってくる人が絶えず常に混雑しています。

雨の日は傘と杖、両方持って移動するのですが、それは健常者の方が考えている以上に大変なことです。

雨の日、満員の電車で...

その日も雨で、私は傘と杖を持って電車に乗り込みました。

いつも通り大量のトランクと人でほぼ満杯。席は日本語がわからない観光客で埋まっていて、私はなんとか手すりに掴まっていました。

当初、雨で電車の床が思っていた以上に滑る状態だったことが、私にはわからなかったんです。

混みあった電車で...(画像はphotoAC)

発車して間もなく、ちょっとしたカーブで電車が大きく揺れて足が滑りました。

しかし「しまった転ぶ!」と思った瞬間、近くでスマホを眺めていたはずの3人の男子学生さんが「危ない!」と後ろから支えてくれたんです。

スマホ画面にうっすら写りこんだ私が、傘と杖を持っていることに気づいていたようです。

その後、私が降りるまで傘と杖を持ってくれて、転ばないように体を支えてくれて、降車の手伝いまでしてくれました。

あの時は発車時間もあり、「ありがとう!」としか言えませんでしたが、改めて感謝を伝えたいです。

あの時支えてもらわなければ、転倒して怪我をしていたかもしれない。助けてくれてありがとう。

怪我をせず済んだのは心優しい3人の男子学生さんのお陰です。心から感謝しています。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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