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「しつこいオジサンに絡まれ、逃げられなかった20代の私。そこに見知らぬギャルがやってきて...」(静岡県・50代女性)

  • 2025.9.20

静岡県在住の50代女性・Kさんは若いころ、見ず知らずの「ギャル」に助けてもらったことがあるという。

それは、慣れない東京で、友人との待ち合わせ場所に向かおうとしているときのこと――。

慣れない東京で...(画像はphotoAC)

<Kさんからのおたより>

まだ20代のころ、初めてのハワイ旅行に行くために、東京の友人と京成スカイライナー上野駅で待ち合わせをしました。

東京に行くのも一人では緊張するのに、一度も行ったことがない私鉄の駅。緊張でいっぱいのまま、待ち合わせ場所を目指します。

当時はスマホも携帯もない時代で、右も左もわからない。大きなスーツケースを携え、あたりをキョロキョロ見回す私は、かなり挙動不審だったと思います。

そこへ、サラリーマン風の年配のおじさんから声をかけられました。「どこへいくの?」「案内しようか?」「時間があるならお茶しない?」としつこくて......。

逃げられない...!

逃げようにも道がわからないし、待ち合わせの時間はもうすぐだし、と困っていたところに、1人のギャルが前から歩いてきました。

そして彼女は「あ、待った? 遅くなってごめんね~」と私の腕をつかんで、どんどん歩いていくのです。

見知らぬギャルに手を引かれ...(画像はphotoAC)

私がわけもわからないままキョトンとしていると、彼女は小さな声で「どこまで行かれますか?」と聞いてくれました。

そして、成田空港に行くので京成スカイライナーに乗りたいことを伝えると、どんどん歩いて駅まで連れて行ってくれたのでした。

守ってもらった上に、彼女のおかげで待ち合わせにも間に合い、とても助かりました。

彼女は「楽しい旅行をしてきてくださいね」と言うと、颯爽と立ち去りました。

私もまだ若く、彼女の連絡先を聞いたりお礼を渡したりするほどの機転が利かずに、そのままになってしまいましたが、今思うと感謝してもしきれません。

彼女に感謝が伝えられたら、と今回投稿してみました。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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