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意外に間違える人が多いかも…?「23542、65434、73552のうち、8の倍数はどれ?」→暗算できる?

  • 2025.10.13
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今回は学校では習わないかもしれない数字の不思議な法則について見ていきましょう。

それはズバリ「倍数判定法」です。桁数が大きな数がなんの倍数なのか判定する方法があります。

割り切れるのか割り切れないのか、実際に計算しなければ分からなかったはずのものでも、答えの目処を立てられるようになります。

意外と簡単に見極めることが出来るので気負いすぎずに楽しんでいってくださいね。

問題

次のうち「8」の倍数はどれか。
23542、65434、73552

8の倍数ということは、8で割り切れるものはどれか、という問いですね。

解説

この問題の答えは「73552」です。

実際に全ての数÷8を計算するのではなく、〈8の倍数判定法〉を試してみましょう。

〈8の倍数判定法〉
→下三桁が8の倍数なら、もとの数も8の倍数である。

この倍数判定法を三つの数に試してみましょう。今回は下三桁が鍵となっているので、それぞれ542÷8、434÷8、552÷8を計算し、割り切れるものを探します。

三桁の数÷8であれば、筆算を伴いますが計算出来ないわけではありませんね。

542÷8
=67.75

434÷8
=54.25

552÷8
=69

割り切れたのは552だけでした。よって、8の倍数は「73552」というように判定することができます。

実際に計算してみると、

73552÷8
=9194

と割り切れるので、確かに8の倍数になっています。

他の数は

23542÷8
=2942.75

65434÷8
=8179.25

電卓を使うとこのように計算出来ます。どちらも割り切れていないので、8の倍数ではありませんね。

まとめ

今回は8の倍数判定法を試してみました。

2や5の倍数かどうかは簡単に分かりますが、実は他の数の倍数判定法もあります。

大きな数がなんの倍数か瞬時に分かったら、割り勘の計算などで役に立つかもしれませんね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


もう一問挑戦!

大人が意外とわからない算数「13574、24680、35798」→8の倍数はどれ?
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