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フランス発フレグランスメゾン「シャンブル サンカン ドゥ」が東京でアジア初上陸

  • 2025.9.21

2024年にフランスで誕生した新鋭フレグランスメゾン「シャンブル サンカン ドゥ(CHAMBRE52)」が、ついに東京に登場する。創設者でありクリエイティブディレクターのニコラ・ドゥウィットが旅の記憶や文化的体験を香りへと昇華させ、6つのストーリーとして結実させたコレクションは、すでにパリニューヨーク、ロサンゼルスで注目を集めてきた。

ブランド名の由来は、彼がブラジル・サンパウロで滞在した「ホテル ユニーク」の部屋番号にある。ルーフトップに広がる赤いプールの光景は、その後ボトルやパッケージデザインに投影され、ブランドの象徴的なビジュアルアイデンティティとなった。さらに、ホテルの部屋で書き始めたエッセイが香りの出発点となる。彼は出会いや心動かされた瞬間を文章に綴り、それを調香師へ渡して香りへと変換。短編から小説のような長文に至るまで、物語がそのまま香水の設計図となり、6つの香りが誕生した。

「タバコ メモリーズ」 100ml ¥42,900/CHAMBRE52(エドストローム オフィス)
「タバコ メモリーズ」 100ml ¥42,900/CHAMBRE52(エドストローム オフィス)

メゾンを代表する「タバコ メモリーズ」は、サフランのスパイスとアイリスの気品がタバコリーフの温かさと重なり合い、煙のヴェールに包まれるような感覚を呼び起こす。フランスのフレグランス財団が主催するFragrance Foundation France Award 2025で「BEST NICHE FRAGRANCE OF THE YEAR」に輝き、その詩的でタイムレスな世界観が高く評価された。

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そのほか、ネロリとオレンジブロッサムが官能を描く「コーントル タ ポー」、レザーとバニラが情熱的に絡み合う「キュイラ コール」、海風に磨かれた流木を思わせる「ボワ フロッテ」、ココナッツとトンカビーンが太陽の余韻を伝える「ソレイユ トンカ」、ライチとローズがフレッシュに弾ける「オランシェ」と、すべての香りに詩的な物語が息づいている。

いずれのオードパルファンも約20%の高濃度で調香され、肌にのせる瞬間から豊かに広がり、時間とともに異なる表情を見せるのが魅力。エストネーション六本木ヒルズにてぜひその世界観を堪能して。

問い合わせ先/エドストローム オフィス 03-6427-5901

Text: Makiko Yoshida

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