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高知県を食す!フードエディターいち推しの秋旅スポット

  • 2025.9.19

NHK連続テレビ小説「あんぱん」で今、全国から熱い視線が集まっている高知。高知の秋は、豊かな自然とともに旬の食材が揃う季節で、心と体を満たす旅として最適なスポットです。この時期だからこそ絶対に味わってほしい高知の食の楽しみ方を、高知ラバーのフードエディターがご紹介します。

酒飲みの夢の国!? まずはグルメの宝庫「ひろめ広場」へ

高知ラバーが、絶対に訪れる場所として挙げるのが「ひろめ広場」。高知の食が一堂に会するこの場所は、飲食店や物販店が約60軒集まった雑多で活気あふれる空間で、好きな料理を選び、フードコート形式で気軽に味わえる点が特徴です。

海外の市場のような混沌としたエネルギーがあり、高知らしい“にぎやかさ”と“親しみやすさ”が共存していて、どこか懐かしい雰囲気の中、老いも若きもそれぞれに食べたいものを食べ、飲みたいものを飲んでワイワイする……ほかの土地にはなかなかない場所です。

秋の高知で堪能できる至福の味覚 必食5選

戻り鰹

赤身と脂のバランスによる独特の弾力と口当たりがあり、初鰹にはない満足感があります。藁の豪快な炎でカツオの表面を軽く炙り、香ばしさと旨味を引き出した「藁焼きタタキ」は、高知ならではの味わいで、風味豊かで格別です。わさびやにんにくを添えてポン酢で食べます。また、「塩」で食べる「塩タタキ」もおすすめ。シンプルに塩を振りかけることで、カツオ本来の旨味をダイレクトに感じることができます。薬味として、スライスした生ニンニクを添えるのが高知流です。

秋に南下して戻ってくる戻り鰹は、たっぷり餌を食べて成長したため、脂が非常にのっていて、その味わいはまさに「マグロのトロのよう」と例えられることも。

四万十栗

四万十栗は、清流・四万十川の中流域の山あいで育てられている地元の栗で、「味・サイズ・香り」においてかなり存在感があり、栗好きにはたまらない素材です。焼いて食べるだけでなく、この時期の地元ならではのバリエーション豊かな栗スイーツは要チェックです。

中でも、“足を運んでも食べたい”絶品栗スイーツは、四万十栗を贅沢に使い、注文ごとにその場でペーストを絞って仕上げる「shimantoおちゃくりcafé」のモンブラン「しまんとプルミエモンブラン 十和(とおわ)」¥1,800。

チョコクランチを土台に無糖生クリームを絞り、その上にしまんと地栗の栗ペースト(栗・砂糖のみ)を1ミリでたっぷり絞って、渋皮煮丸ごと一粒を乗せています。

新高梨

高知県を代表する大玉の梨の品種で、「梨の王様」とも呼ばれています。重さが1kgを超えるものや直径20cmを超える大きさになるものもあり、見た目の迫力も格別! シャキシャキとした歯ごたえで、芳醇な香りが特徴的です。みずみずしく、しっかりとした甘みを楽しめます。冷蔵庫などで少し追熟させるとさらに香りが立ち、果肉も柔らかさが増すため、硬めと感じたら少し置いてから食べるのもおすすめとのこと。

四方竹

四方竹は、中国南部原産の竹の一種で、明治時代に高知・南国市などへ伝わった珍しいたけのこです。主に 10月上旬〜11月上旬 の短い間しか手に入らず、その希少性も魅力のひとつです。

高知では、生のままの鮮度を保つために朝収穫後すぐに下処理を行い、その美しい緑色と食感を損なわないように、あく抜き済みで水煮にされたものが多く販売されているので、県外に購入して持ち帰ることもできます。地元では素材の味わいを活かして煮物、天ぷらなどで楽しみます。

細長く黄緑色の見た目、名前の由来にもなっている断面が四角いことが特徴。食感はシャキシャキとしていて、アクが少ないため、素材そのものの爽やかな風味を楽しめます。

土佐田舎寿司

「土佐田舎寿司」は、高知の郷土料理で、酢飯にゆず酢を効かせ、リュウキュウ、みょうが、しいたけなどの新鮮な山の幸を使った押し寿司です。その風味豊かな味わいは、地元の人々にも愛されています。

本当は教えたくない! フードエディター激推し高知グルメ

雨が降ろうが槍が降ろうが、高知に行ったら必ず足を運ぶ高知グルメはこちら。

揚げたてをハフハフ言いながら食べたい! 日曜市のいも天 ひろめ市場店の「いも天」

高知のソウルフードとして知られる名物「いも天」は、さつまいもを揚げた天ぷら。金時系のさつまいもを使っていて、外はサクッ&ふっくらとした衣、中はほくっとした食感で、ほのかな甘さがくせになります。毎日、おやつにしても飽きません!!

外はパリッ、中はふわっ うなぎ屋 源内の「うなぎ丼」

高知では年間を通じておいしい鰻をお手頃な価格で味わえるのも魅力です。
うなぎ好きの私が数々あるお気に入りのうなぎの中でも、ベスト3に入る「源内」のうなぎは、注文を受けてからさばいて、蒸さずに土佐炭火を使用してじっくり地焼きして仕上げるもの。うなぎ自体の脂で揚げるように焼き上げることで、余分な脂を落としつつ、表面がサクサクとクリスピーな食感に仕上がります。中の身はしっとりふっくら! 外側の食感と内側のやわらかさのバランスが絶妙で、高知でしか出合えない贅沢な味わいです。さらに嬉しいのがこのグレードの高い国産うなぎがリーズナブルに食べられるということ。うなぎ丼は並(半尾)、上(1本)、特(1.5本)の3種。価格は仕入れによって多少変動はするものの並で¥2,800〜でいただけます。

豊かな自然と人の温もりが育んだ、唯一無二の食体験。旬の味覚に誘われて食べるたびに心ほどける極上の口福。この秋、幸せに満たされる大人の高知旅に出かけてみませんか?
ほいたらね!

この記事を書いた人

フードエディター
八代恵美子

八代恵美子

数々の女性誌、WEBにて編集、ライターとして活躍。食を中心にトレンドをキャッチしつつ、多くのヒット企画、商品開発、イベントのプロデュースも手がける。また、料理研究家として「茅乃舎だしで毎日ごちそう」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「MartホームベーカリーBOOK」(光文社)など著書も多数。

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