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【MLB】マ軍ローリーが成し遂げた歴史的偉業 史上最高のスイッチヒッターには敬意、公式サイトは球団最多や60本塁打に期待

  • 2025.9.15
マリナーズのカル・ローリー(C)Getty Images
SPREAD : マリナーズのカル・ローリー(C)Getty Images

マリナーズカル・ローリー捕手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたエンゼルス戦に「2番捕手」で先発出場。初回の第1打席に今季54号を放ち、スイッチヒッターとしての最多本塁打記録に並んだ。

■ライナー性で飛び込む一発

マリナーズで歴史的シーズンを送るローリーは、6試合本塁打なしに終わっていたなか初回に待望の瞬間は訪れた。
無死走者一塁で迎えた第1打席、ローリーは相手先発カイル・ヘンドリックス投手の初球シンカーを捉えると、109.4マイル(約176.1キロ)の当たりがライナー性でそのまま左中間へ。409フィート(約124.7メートル)でスタンドインした。
これでローリーは、1961年にミッキー・マントルが記録したスイッチヒッターによるシーズン最多本塁打記録に並んだ。すでに捕手としてのシーズン最多を塗り替えているなか、新たな領域に足を踏み入れた。
MLB公式サイトではローリーのコメントを報じており、マントルの偉大さに言及。「(父親が)まるで神様のようにマントルのことを話していたことを覚えています。実際に神様でした」と父親とのエピソードを紹介しながら敬意をこめた。
なお、同サイトではローリーが残りシーズンで可能なさらなる記録にも言及しており、まずはマントルを超えてのスイッチヒッターの単独記録の更新。さらに、1997、98年にケン・グリフィーJr.が記録したマリナーズの球団最多記録の56本や、ア・リーグでは史上4人目の60本超え達成にも期待をかけている。
7試合ぶりの一打でMLB史上最高のスイッチヒッターと謳われたマントルに並んだローリー。歴史的シーズンを送る28歳は、終盤にさらなる量産態勢を築けるか。

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