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20代から始まる“コラーゲン減少”の真実──ハリ肌を守る最新ケア法

  • 2025.9.15

年を重ねると、若い頃たっぷりあったコラーゲンが少しずつ減っていく。実はコラーゲンは、20代半ばから毎年およそ1%ずつ減少していくのだ。その結果、肌のハリが失われ、たるみや毛穴の目立ち、シワが増える。「コラーゲンは肌の土台のようなもの」と、皮膚科医でKliraの創設者、エマ・クレイスローン医師は語る。コラーゲンが不足すると肌の構造が緩み、ふっくら感や弾力が失われてしまうのだ。

肌におけるコラーゲンの役割とは?

主に真皮に存在するコラーゲンは、肌に強さとなめらかさを与え、傷の治癒を助け、潤いを保つ役割を持っている。しかし、加齢とともにコラーゲンは自然に減少していく。体内ではコラーゲン繊維が断片化し、紫外線などの外的要因によって肌は乾燥し、弾力を失っていくのだ。

「コラーゲンは人体に豊富に存在する構造タンパク質で、肌の健全さ、ハリ、弾力を保つ上で中心的な役割を担っています」と、美容医師のソフィー・ショッターは説明する。そのため、若い肌は軽く押すとすぐに元に戻るのに対し、年齢を重ねた肌は柔らかく、張りがなくなる。「このことから、コラーゲンはスキンケア、特にアンチエイジングや肌の質を維持するためにとても重要なのです」。

ショッター医師によると、「コラーゲン分解を加速させる環境要因には、汚染による酸化ストレスの増加や、喫煙によるコラーゲン生成や肌の酸素供給の阻害も含まれます」と語る。また、糖化(糖分子が脂質やタンパク質と制御されず結合する現象)もコラーゲンの分解を引き起こす。体内で過剰な糖があると、コラーゲンが硬くもろくなってしまうのだ。

基本的に、コラーゲンは減る前に守ることが大切!コラーゲンの分解をできるだけ抑えれば、年を重ねても肌の健康を保ちやすくなる。クレイスローン医師によると、「コラーゲンを減らす最大の原因は紫外線です」と話す。つまり、日光に当たることや日焼けが肌に大きなダメージを与えるのだ。日焼け止めは、肌癌やシミを防ぐだけでなく、コラーゲンを守るためにも欠かせないからこそ、皮膚科医はSPF30以上の広域スペクトラムの日焼け止めを推奨している。

コラーゲンを守るケアをしたら、次はコラーゲンを増やすことも大切だ。クレイスローン医師によると、家でも簡単にできる方法のひとつが、処方レベルのレチノイドの使用で、レチノイドに含まれるビタミンAは、真皮の線維芽細胞に「コラーゲンとヒアルロン酸を作れ」と指示を出す働きがあるからだ。もしレチノイドが肌に合わない場合でも、ビタミンCを使うことでコラーゲンの生成を助けることができる。

コラーゲンが不足すると現れるサイン

  • 関節の痛み
  • 髪や爪が割れやすくなる
  • 抜け毛や髪のボリューム減少
  • 肌のハリがなくなり、しわっぽくなる
  • 筋肉量の減少

コラーゲンケアを始めるのは、20代半ばからが理想的

この頃から体内や肌でのコラーゲン生成が少しずつ低下し始めるが、30代・40代・50代から始めても遅すぎることはない。その場合は、コラーゲンを増やすためのケアやアイテムを継続的に続けることが大切だ。

プロの手で叶える、コラーゲン再生ケア

クリニックでは、コラーゲン誘導療法としてさまざまな施術が行われておりマイクロニードリング、ラジオ波(RF)、超音波によるスキンタイトニング、レーザー治療などが代表的。クレイスローン医師は「アブレイティブレーザーは肌に小さな穴をあけ、その修復過程でコラーゲン生成を促します」と説明。

また、注入治療も効果的で、中でもスカルプトラのようなフィラーは、コラーゲン生成を刺激するよう設計されている。注入直後はヒアルロン酸によるふっくら効果が得られるだけでなく、体内での自然なコラーゲン生成も促すのだ。「ジュレイン、スカルプトラ(ポリL乳酸)、ハーモニカ、ラディエッセ(水酸化カルシウム)などのバイオスティミュラトリー・フィラーは、ボリューム補填と同時に長期的なコラーゲン生成をもたらすため、特に成熟肌に理想的です」とショッター医師。

さらに、PRP療法(自己血液から抽出した多血小板血漿を注入する治療)も選択肢のひとつで、組織修復を加速させ、コラーゲン生成を高め、マイクロニードリングと組み合わせることも可能だ。

健康なコラーゲンを維持する生活習慣

  1. 栄養

    食事はコラーゲン生成の鍵。ショッター医師によると、「コラーゲンを作るにはビタミンC、亜鉛、マンガン、銅が必要。これらを食事でしっかり摂ることが大切です」。肌にうれしいコラーゲン豊富な食材としては、骨スープ、サーモン、卵白などが挙げられる。
  2. 睡眠とストレス管理

    十分な睡眠をとり、ストレスを上手に管理することも重要。Future Care Medicalの韓国人皮膚科専門医、チョ・シンヨン医師は「ホルモンバランスと肌の再生をサポートする」と説明。
  3. サプリメント

    コラーゲンペプチドが肌まで届くかどうかは明確な証拠がないため一般的に、皮膚科医はサプリでのコラーゲン増加に懐疑的だ。しかし、クレイスローン医師によると、定期的に摂取すると肌の保湿力を高める効果は期待できるそう。
  4. スキンケアでのコラーゲンサポート

    塗るタイプのスキンケア製品で、肌の特定部分のコラーゲンを増やすことも可能。
  5. レチノイド

    「レチノイド(レチノール、レチナール、処方のトレチノインなど)はゴールドスタンダードで、線維芽細胞を直接刺激してコラーゲン生成を促し、肌質を改善します」とショッター医師。さらに、肌の弾力回復や、ハリのある肌、ざらつきや凹凸の改善にも役立つ。
  6. ビタミンC

    ビタミンCもコラーゲン生成に欠かせない栄養素でショッター医師によると、「酸化ストレスから肌を守る働きもあります」。ペプチドも肌にコラーゲンの修復・再生を促す信号を送ることができるが、レチノイドほど強力ではないが、併用することで相乗効果が期待できる
  7. 日焼け止め(SPF)

    「広域スペクトラムの日焼け止め(SPF30以上)は、UVによるコラーゲン分解を防ぐために欠かせません。長期的に最も重要な対策です」とショッター医師。さらに、成長因子、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、抗酸化成分なども、炎症を抑え真皮の構造を保護するサポートになる。

コラーゲンケアは、食事や生活習慣、スキンケアを組み合わせて続けることが大切。あなたも毎日の積み重ねで、年齢を感じさせないハリのある健やかな肌を手に入れよう。

Text: Hannah Coates Adaptation: Risa Yamaguchi

From VOGUE.COM

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