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【50代の美活!趣味活!】暑さとの闘いの夏のウィッグ、実はメリットもあり!

  • 2025.9.11

月刊誌『大人のおしゃれ手帖』の読者組織「ミモザ会」の公式ブロガーによる『ミモザ会ブログ』。イラストレーターとパート事務のWワーカーをしているイシイさんが、ウィッグヘアと着物の楽しみ方を綴っています。

夏のウィッグは、「汗」「ムレ」「かゆみ」との闘い

ウィッグをかぶってパートに行くようになってから、今年で2度目の夏。毎朝メイクをした後に頭にポンと乗せるのがすっかり習慣になっているのですが……本音を言うと「この季節はかぶりたくない」です。

朝、身支度をするだけでも汗ばむし、涼しげなストローハットをかぶるのとは違ってフサフサした毛の塊をかぶるのは気が進みません。とはいえパート先ではウィッグをかぶるのは自分が決めたこと。

考え抜いた末、たどり着いたのは「朝、きちんと冷房をつけて部屋を涼しくする」という至極単純な解決法。これだけで身支度が快適になり、ウィッグをかぶる時の億劫な気持ちを払拭できました。「人間、温度湿度でやる気が左右されるものだわ」と改めて実感しました。

出勤してからも暑さとの戦いは続きます。空調がある場所でも動くとそれなりに暑い。ウィッグが熱い空気を徐々に含んでいくような……。動くにつれて地肌が汗ばみ、モワンと蒸れ、かゆくなってきたときは直接手で触れないのでツラい。

夏場のウィッグって、世の中にはどんな対策があるのだろうと調べてみたところ、「通気性の良い商品を選ぶ」「ウィッグの中に保冷剤を仕込む」「冷感スプレーを頭にかけてからかぶる」などいろいろありました。なんと接触冷感素材が内側に使われているウィッグも! こんないいものがあったとは、次の夏はぜひ試してみようと思いました。

汗を拭こうとしてヒヤリ ウィッグのズレに注意!

私のパート先での仕事は、デスクワークと荷物運搬が半々くらい。デスクワークのエリアは空調が効いていますが、荷物運搬エリアは空調のないところもいくつかあります。

体を動かす仕事は好きなので、荷物の上げ下ろしに集中しすぎると頭部も自然と激しく動かしてしまい、たまにウィッグが少しずれてしまうことがあります。

いつも気をつけていたのですが、先日ちょっと油断したことがありました。空調のない部屋で作業中のこと。首筋や額に汗をかくのでちょこちょこ拭いていたら、知らず知らずのうちにタオルでぐいっとウィッグを押してしまっていたようで、生え際が後退……。

このときは自分で気づいたからよかったものの、危ない危ない。もしずれていたとしても、職場の人も「あたま、ずれてますよ……」なんて指摘しづらくて困りますよね(笑)。それ以来、トイレに行ったときは必ず鏡でチェックしています。

夏のウィッグのメリットもあった!

暑いのにウィッグをかぶっていてよかったこともあるんです。それはズバリ「紫外線対策」になっていること。

当たり前ですが、頭皮も日焼けをするんですよね。若い頃、髪の分け目をいつも同じにしていたら境目の頭皮の色が赤っぽくなってしまったことがあり、美容師さんに相談したところ「それは頭皮の日焼けです。髪の分け目をいつも同じにしないようにして、帽子や日傘も活用して」とアドバイスされました。

今の私はウィッグを家の中からかぶっていますから、通勤中の日差しの差し込む車内も、駐車場から職場への道中も、頭皮は鉄壁ガード。夏場の唯一のメリットです(笑)。

夏のウィッグ、デメリットばかりかと思いきや、メリットを発見できました。9月に入っても暑い日は続きそうですが、それでも少しずつ秋に近づくにつれ、ウィッグの中の汗も蒸れも落ち着くことでしょう。一年を通して付き合うウィッグなので、快適なかぶり方をこれからも探していこうと思います。

次回は着物のお話です。大正から昭和初期に流行した銘仙着物について見聞きしたこと、着た感想などをお送りします。

編集/大人のおしゃれ手帖編集部
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

イラストレーター イシイ

イシイ

在宅ワーク(イラスト・デザインなど)と事務パートをしている55歳のWワーカー女子。 体の悩みが尽きないお年頃ですが、髪はグレイヘア期間を経て、「赤い髪&必要に応じてウィッグ」というスタイルに落ち着いた今日このごろ。2023年から、憧れていたカジュアル着物を取り入れて出かける生活にも挑戦中。 現在、ブログ「赤髪とウィッグとetc.アラカンイラスト日記」を発信中。

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