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「患部がただれて…」突如現れた潰瘍。受診後に告げられたのはまさかの難病だった【体験談】

  • 2025.9.8

ある日突然、陰茎と亀頭のあたりに、コリコリとしたしこりができているのに気づきました。最初は「まあ、すぐに治るだろう」と軽く考えていたのですが……。

これはマズイかも!?

ところが数日もしないうちに、そのしこりの表面がじゅくじゅくとただれ、潰瘍のようになってしまったのです。

さすがにこれはマズいと思い、近くの皮膚科を受診しました。診察を受けると、医師からは「組織検査をしたほうがいい」と言われ、大学病院を紹介されました。

紹介先の大学病院で担当になったのは、30代くらいの女性医師でした。患部が患部だけに、正直とても恥ずかしかったのですが、潰瘍の数も増えてきていたため、そんなことを言っている余裕はありませんでした。問診と視診のあと、組織検査がおこなわれ、後日、その女医さんから思いがけない診断結果を告げられました。

聞いたこともない病名…頭が真っ白に

「不完全型ベーチェット病の可能性があります」。聞いたこともない病名に一瞬、頭が真っ白になりました。原因不明の難病だというその病気は、陰部潰瘍、口内炎、眼の炎症など、複数の症状が出ることで診断されるとのこと。私の場合、現時点では陰部潰瘍しか確認できておらず、まだ診断基準を満たしていないとのことでした。

「眼症状があるか、眼科で検査を受けてください」と女医さんに言われ、後日、大学病院内の眼科を受診。結果は……ビンゴでした。眼科医から「目にも症状が見られます」と診断され、この時点で「不完全型ベーチェット病」が確定してしまいました。

まさか自分が…

まさか、自分が難病を患うことになるなんて――。思わず「ああ……」と天を仰いでしまいました。

これまでの私の人生、それなりにいろいろあったけど、最終的にはなんとかなってきました。小学生のころ、ランドセルを忘れて登校したときも、大学時代に彼女をアパートに泊めたことで、彼女の両親が警察に捜索願を出してしまったときも。社会人になって、重要な書類を電車に置き忘れてしまったときだって……なんだかんだ無事に切り抜けてきたのです。

まとめ

でも、まさか人生の最終ラウンド(と自分では思っていたこの時期)に、こんな落とし穴が待っていたなんて……。今回のことで、私が痛感したのはたった1つ。「人生、終わるその日まで、何が起こるかわからない」ということです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:櫻井小/60代男性・無職。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

※AI生成画像を使用しています。

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シニアカレンダー編集部

「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!


監修者:医師 くぼたクリニック松戸五香院長 窪田 徹矢 先生

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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