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「実写とか無理じゃない?」“まさかの実写化決定”に放送前から賛否巻き起こるも…「神キャスティングすぎる…」大絶賛の名ドラマ

  • 2025.10.7

ドラマの世界には、ただ面白いだけでなく、観る者の心を鷲掴みにして離さない魅力を持つ作品があります。その作品ならではの世界観とキャラクター描写は、私たちを現実から引き離し、物語の中に完全に没入させてくれます。今回は、そんな“虜になる名ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、2021年放送のドラマ『おじさまと猫』(テレビ東京系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“虜になる名ドラマ”『おじさまと猫』

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第32回橋田賞授賞式 神木隆之介(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『おじさまと猫』(テレビ東京系)
  • 放送期間:2021年1月6日~3月24日

あらすじ

桜井海さんの同名漫画を原作に、テレビ東京系列で放送された連続テレビドラマ。

妻に先立たれて以来、悲しみから立ち直れずにいたピアニストの神田冬樹(草刈正雄)は、亡き妻の言葉を思い出し、ふとペットショップに立ち寄ります。そこには、誰にも見向きもされず、日に日に値段が下げられていくなかで愛されることを諦めていた売れ残りの成猫(声・神木隆之介)がいました。

動物が苦手な冬樹でしたが、売れ残りの猫を見て思わず一目惚れをしてしまいます。運命的な出会いを果たした冬樹は、その猫をふくまると名付け、一緒に暮らしていくことを決意しました。愛する人を失ったおじさまと、愛されることを諦めた猫。心に傷を抱えた1人と1匹は、お互いの温もりのなかで少しずつ癒やされていき―。

ドラマ『おじさまと猫』の見どころ※ネタバレあり

ドラマ『おじさまと猫』は、愛する人を失ったおじさまと愛されることを諦めた猫が、かけがえのない家族になっていく様子に多くの視聴者の涙を誘いました。一方で、原作ファンから実写化自体に賛否両論があったようで、放送前からSNSでは「実写とか無理じゃない?」という声があったものの、放送後には、作品へのリスペクトを評価する声が多く見られました。

そんな本作の成功を支えた最大の要因は、「神キャスティングすぎる…」と絶賛された的確なキャスティングにあります。孤独を抱えながらも、ふくまると出会い柔らかな表情を取り戻していく神田を演じた草刈正雄さんの気品と愛らしさは、まさに原作のイメージそのものでした。そして、猫のふくまるの声を担当したのが神木隆之介さん。愛されたいと願う健気な心の声を完璧に表現し、その愛くるしい演技は多くの視聴者を虜にしました。

また、ふくまるの居たペットショップの店員・佐藤もみじを演じた武田玲奈さんも好評でした。作品全体に流れる、温かく癒されるような雰囲気にぴったりな役柄を好演しています。武田さんの演技に対して、SNSでは「めっちゃ素敵です」「玲奈さんらしい役柄で癒された」といった称賛の声が多く寄せられるなど、実力派キャストの名演が作品の世界観を豊かにしました。

ふくまるが“本物の猫”でなかった意外な背景

草刈正雄さん演じる世界的ピアニストと、ペットショップで売れ残っていた猫・ふくまるの心温まる日常を描き、多くの視聴者の涙を誘ったドラマ『おじさまと猫』。しかし、放送開始直後、視聴者の間で大きな話題となったのが、ふくまるが本物の猫ではなく、ぬいぐるみだったことです。SNSでは驚きの声が溢れました。

なぜ、制作陣はあえて本物の猫やCGを使わなかったのでしょうか。実はCGで描くには予算が足りなかったことに加え、原作者である桜井海さんから「ふくまるは全話登場で、演技も多いので猫ちゃんのストレスが心配」という懸念が示されたため、あえてぬいぐるみを使うという選択がなされたのです。猫が重要なテーマとなっている本作でぬいぐるみが使われた背景には、制作上の都合だけでなく、原作者の動物への深い配慮がありました。

ぬいぐるみによる表現の試みは、結果として成功を収めます。当初は驚いていた視聴者も、命が吹き込まれていくふくまるの姿に、次第に心を奪われていきました。SNSでは「なんて表情豊かなの」「気持ちくすぐられた」など、その愛らしさを絶賛する声が相次いだのです。

まだドラマ『おじさまと猫』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“愛されたかった猫と愛を忘れたピアニストの心温まる物語”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です