サウナで《肌活》が話題に！定期的なサウナ浴の美肌効果がすごかった！！

サウナブームが続く中、注目されているのが「サウナで肌活」という新しい美容法です。「HARVIA JAPAN（ハルビアジャパン）」が実施したサウナに関する調査結果を参照して紹介します。調査は2025年7月18日～23日、月1回以上サウナに入る20歳～49歳男女400人を対象に行われたものです。

週2回以上サウナに入る人の89.7％が「肌の調子が良くなった」と回答。皮膚科医の専門的知見からも、サウナの美肌効果が明らかになってきています。定期的なサウナ浴が肌の健康に与える効果として、研究により以下の3つが証明されています。

まず、発汗による肌のバリア機能向上で保湿力がアップする効果があります。サウナに入ると多くの水分が蒸発しますが、肌の角層の水分量はサウナ浴から数時間経っても通常より多い状態が保たれます。汗に含まれる乳酸やナトリウムなどの保湿成分が皮膚膜にとどまり、バリア機能を強化するためです。

次に、睡眠を誘発するホルモンの分泌を促進する効果があります。1976年のフィンランド人研究チームの実証研究では、「サウナ後の睡眠の方が、最初の2時間で70％強、6時間で約45％、統計的にノンレム睡眠量が増加」という結果が報告されています。

さらに、自律神経のバランスを整え、ストレスレベルを軽減する効果も確認されています。2017年の実験では、サウナ後の自律神経バランスの均等化や、身体の内部のストレスレベルの軽減が測定されました。

HARVIA JAPANの意識調査では、サウナの利用頻度と美肌効果の実感に明確な関係が見られました。「肌のキメが整いやすくなった」という項目では、週2回以上の利用者で87.6％が効果を実感している一方、月1回程度では54.9％にとどまっています。

「肌の透明感が出るようになった」についても、週2回以上で89.1％、月1回程度で48.1％という顕著な差が確認されました。この結果は、定期的なサウナ浴がより高い美容効果をもたらすことを示しています。

サウナの美肌効果を最大化するためには、適切なスキンケアが重要とされています。サウナでは大量の汗をかき、角質層には汗の成分が浸透して保湿成分が含まれている状態となりますが、頻回に洗い流されることで保湿成分は流出しやすくなるとのこと。

推奨される手順として、サウナ前は必要な部位のみ洗浄剤を使用し、サウナ中は汗を拭き取る際に優しく押さえるように行い、サウナ後は洗浄剤を使わずぬるま湯や水で流すだけにとどめることが大切とされています。

保湿剤の選択については、年齢や部位、季節に合わせて適切に選ぶことが重要で、夏はベタつかない剤形、冬は保湿力の高い基剤を選ぶなど、個人の状況に応じた使い分けが効果的だということです。

定期的なサウナ習慣と適切なスキンケアを組み合わせることで、肌の悩み解決だけでなく、長期的な健康効果も期待できそうです。サウナで「肌活」、始めてみませんか。

（LASISA編集部）

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