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「娘さんだけの問題ではない」3歳娘が“上履き隠し”→先生に理由を伝えたら|わが子が上履きを隠した理由

  • 2025.9.1

娘が保育園で友達の靴を隠した?その小さな行為の裏には、3歳の娘が抱える切ない「さみしさ」が隠されていました。園での予期せぬ事態に、主人公あさみは戸惑い、葛藤します。これは、親子の心がつながるお話です。『わが子が上履きを隠した理由』第4話をごらんください。

あさみは保育園の先生に対し、なつきの行動が「寂しさ」ゆえだったこと、そして自分の発言が影響したことを告白することに。先生は理解を示し、園全体で「お別れ」について話すことを提案するのでした。

娘によるいたずらの経緯を報告

ママリ

私は再び、保育園の先生に電話をかけた。先生は昨日の件で、きっともう私を「問題のある親」だと思っているかも。そう考えると、電話をかける指が震えた。私は、深呼吸をして、昨日なつきと話した内容をすべて先生に伝えた。

「田中先生、昨日は申し訳ありませんでした。あのあと、なつきにどうしてそんなことしたのか聞いてみたら『あやなちゃんがいなくなっちゃうのが寂しかったから』と話しています」

電話に出た田中先生は、黙って聞いてくれる。私は、さらに言葉を続ける。

「実は私、年長さんがもうすぐ卒業だからって、娘に『せっかく仲良くなったのに寂しいね』と話したことを思い出しまして…」

自分の声が、どんどん小さくなっていくのがわかった。

「私の一言が、娘をこんな行動に駆り立ててしまったのかもしれません。あやなちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいです」

親の視点と子の心情

ママリ

「なつきからしたら、好きゆえにやったことだったとしても、やられた側からすれば意地悪された、いじめられた、嫌だったな、悲しかったなって思いがあると思いますし…」

私の言葉に、先生は静かに耳を傾けてくれた。

私がそう言うと、先生はしばらく黙っていた。沈黙が、私には永遠のように感じられた。先生はどんな顔をして、私の話を聞いてくれているんだろう。

先生の提案と安堵

ママリ

しばらくして、先生はゆっくりと口を開いた。

「お母さん、お話ありがとうございます。今回のことは、決してなつきちゃんだけの問題ではないと思っていますよ。この園は縦割り保育ですから、なつきちゃんのように、年長さんとのお別れを寂しいと感じている子もいると思います。ですから、一度、園全体で卒園について話してみたいと思います」

先生は、私が思っていたよりも、ずっと深く、この問題を受け止めてくれていた。

「ありがとうございます…先生、お願いします」

「普段のなつきちゃんのいいところも、たくさん知っています。きっと何か理由があったんだろうと思っていたので、今の話を聞いて納得できました。お母さんも、重く受け止めずいつも通りにしてあげてくださいね。教えていただいてありがとうございます」

私は、ただそう言うことしかできなかった。先生は、この出来事を、なつきだけの問題として片付けず、園全体の問題として捉え、みんなで考える機会を与えようとしてくれたのだ。先生の優しさに触れ、私の心は少しだけ、軽くなった気がした。

あとがき:先生の温かい眼差し

先生に全てを打ち明けるのは、きっと勇気が要ったはず。でも、あさみさんの正直な気持ちと、なつきちゃんの純粋な動機を、先生がまるごと受け止めてくれて本当に良かったですね。問題行動の背景には、いつも子どもの心がある。そして、そんな子どもたちを広い心で見守り、親の不安に寄り添ってくれる先生の存在は、本当に心強いです。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

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