ヒップホップ新世代代表・Kaneeeが語る“MY BAPE®”──水色に込めた夢と憧れの私物コレクション

1993年、東京・原宿から始まったA BATHING APE®。ブランドとして成長し現在まで大きな影響力をもたらす存在となるまでに、多くのアーティストやクリエイターたちがエイプを愛し関わってきた。ブランドとの交流も深いあの人の愛用の私物を拝見するべく、思い出深い貴重な“MY BAPE®”を取材！今回は、ヒップホップアーティストのKaneeeさんに語ってもらった。

ヒップホップアーティスト・Kaneeeさんの“MY BAPE®”

BAPE STORE® MIAMI SEPARATE SHARK FULL ZIP HOODIE

昨年SHARK HOODIEの20周年を記念するポップアップで発売された、普段は現地でしか買えない各国のストア限定カラー。こちらはマイアミ ストアのもの。「パステルカラーが好きでこのカラーリングは上がりますね。ステージやMVで着ていますが、もはやプレミアすぎて家で大切に保管しています」

LINE CAMO TERRY TOWEL SHARK ZIP HOODIE

Kaneeeさんのアーティスト写真や最初のワンマンライブ、MVでも着用しているという思い出深いシャークのフーディ。「自分のカラーである水色とグレーの組み合わせがめっちゃ気に入っています。タオル生地なのですごく着心地がいいですし、オールシーズン活躍しています」

BAPE® × KIDSUPER BAPE STA LOGO RHINESTONE TRUCKER CAP

ブルックリン発のストリートウェアブランド・KidSuperとのコラボキャップ。「ジルコニアがいっぱい付いているのがかわいくて。暗いところでライトが当たるとキラキラするんですよね。ドレッドなのでキャップのサイズ選びが難しいんですが、これはフィット感もよくてよく被っています」

LINE CAMO STA PATCHED LOOSE FIT 12OZ DENIM PANTS

股上にABC CAMO柄のSTAをデザインしたワイドデニム。ピスポケットにもSTAが刺繍されている。「STAのデザインがやばいですよね。パターンが特徴的でかっこいいし、最近ワイドシルエットが気分なんです。レザーパッチも“Kaneee Blue”の水色で嬉しいです」

BAPE® × ADIDAS SUPERSTAR

コラボによる特別なスーパースターは、両足の右サイドにBAPE STATM、左サイドにスリーストライプスを配置。「先日のPOP YOURSで下して、ショートパンツと合わせて履きました。形がスリムなので色々なパンツと相性がいいですし、自分の足の形に合っていて履きやすいです。ゴールドで刻印された両ブランドのロゴも映えるし、きれいなブルーで夏もたくさん活躍すると思います」

LINE CAMO JACQUARD ONE POINT RELAXED FIT 13OZ DENIM PANTS

ジャカード織で表現したABC CAMOの総柄デニム。「同柄のデニムジャケットもあって、単体でも、セットアップでも楽しんでいます。ABC CAMOの総柄とデニムの組み合わせがフレッシュでアーティスティックだと感じるんです。左腿のAPE HEADのプレートもポイントになってお気に入りです」

「ひとつのドリームだった憧れのブランド今は世代を代表する気持ちで着ています」

――エイプとの出会いについて教えてください。

Kaneee 初めてブランドを知ったのは高校生のときです。自分は札幌出身なんですが、たまたま街中でシャークを着ている人を見かけて、派手なんだけどめっちゃスタイリッシュでかっこいいって思って。その後東京に出てから改めてA BATHING APE®というブランドだと認識して、日本のブランドってことにもすごく食らいました。本当にアメリカのストリートで作られているような雰囲気に衝撃を受けたんですね。そのときの自分からしたら高価だし、これを将来いっぱい持つことはひとつのドリームだなって思っていました。

――今ではエイプのルックにもモデルとして参加されていますね。

Kaneee BlackEyePatchさんとのコラボレーションのときにお声がけいただいて、撮影していただきました。その際にエイプが好きですごく光栄であるという情熱をお伝えして、もちろん自分でも買っていたんですけど、それからMVやステージ用にお借りして着用するようにもなって、今に至ります。

――ブランドのどんな点に共感しますか？

Kaneee エイプは色展開が多くて、ひと言でいうとやっぱりいい意味で派手ですよね。自分も音楽、スタイル、アートで派手なところをやっているので、そういったバイブスがマッチしていると思います。毎日絶対1アイテムは身につけているというくらい、普段もステージでも本当にエイプを着ているから、ファンの方にも浸透しているんです。あと自分は水色をコンセプトカラーとしているので今日持ってきた私物もブルー系なんですが、「スプラトゥーン」みたいなことをしてみたくて。自分が着て、この先もっとメジャーになることで世界に水色が増えたらいいなと思っているんです。だから自分のライブに来てくれる子は水色と、エイプをよく着ていますね。自分はヤングな世代に支持してもらっていて、その代表であることを自覚しているし、エイプに憧れていたところから、今度は世代を引っ張る気持ちで着ています。