「それは何の匂い？」あなたの“人の話を聞くときのクセ”がわかる【心理テスト】

誰かの話を聞くとき、私たちは無意識のうちに、聞き方のクセがあるものです。同じ話を聞いても、ある人は感情を重んじ、またある人は事実を整理するなど、その反応はさまざまです。今回は、漂ってきた匂いから、あなたが人の話を聞くときのクセを探ってみたいと思います。直感で選んでください。

１．焼きたてのパン

２．温かいカレー

３．淹れたてのコーヒー

４．炊き立てのご飯

焼きたてのパンを選んだあなたは、感情に寄り添いながら話を聞くタイプでしょう。パンの香ばしさやふんわり感は、ぬくもりや安心感の象徴かもしれません。話を聞くとき、内容の正しさよりも、この人はどんな気持ちなのかに、意識が向きやすいでしょう。

あなたは、優しさがあり、感受性が豊かなタイプでしょう。しかし、人の感情に寄り添うあまり、相手の気持ちを自分のことのように抱え込んでしまうことがないでしょうか。話を聞いたあと、どっと疲れていたり、相手の悩みが頭から離れないことがありそうです。

強い共感力は、誰にでも持てる資質ではなく、あなたの大きな魅力といえそうです。ただ、その力によって、自分自身が疲弊してしまわないように注意しましょう。相手の気持ちと自分の気持ちを分けておくことや、自分の状態をモニタリングし、無理のない範囲で話を聞くようにしましょう。

温かいカレーを選んだあなたは、筋道を立てて話を整理しながら聞くタイプでしょう。カレーは多くの具材やスパイスが混ざり合い、複雑さの中にまとまりがある食べ物です。人の話を聞くとき、全体像を把握しながら受け止める傾向があるでしょう。

あなたは、論理的で、物事のつながりを理解する力に長けているタイプでしょう。しかし、整理しながら聞くあまり、相手が気持ちの整理を終えていない段階で結論に向けて話を進めてしまうことがあり、不満を抱かせる可能性があるでしょう。

問題点を見抜く力は大きな長所であり、問題解決の際には、頼られるでしょう。ただ、相手がどんな聞き方を求めているかを意識すると良いかもしれません。多くの場合は、話を聞いて共感してもらうことを重要視しているものです。

淹れたてのコーヒーを選んだあなたは、本音や裏側を読み取りながら話を聞くタイプでしょう。コーヒーの深い香りやコクは、表面だけではわからない奥行きの象徴かもしれません。人の言葉の裏にある感情や意図を探る傾向があるでしょう。

あなたは、観察力があり、人の気持ちに敏感なタイプでしょう。しかし、相手の本音を読み取ろうとするあまり、必要以上に慎重になったり、返答に迷いすぎてしまうことはないでしょうか。相手の一言を深く考え込み、気を遣いすぎて疲れてしまうこともありそうです。

洞察力は大きな魅力であり、相手から理解してくれる人と信頼されやすいでしょう。ただ、すべての話に本音や裏側の意図があるわけではありません。深読みがかえってズレを生んでしまうことがあるでしょう。信頼関係を大切にし、必要であれば意図を確認できる間柄を目指しましょう。

炊き立てのご飯を選んだあなたは、どのような役割が良いかを探りながら話を聞くタイプでしょう。ご飯はどんなおかずとも調和し、食卓の中心を支える存在です。人の話を聞くときも相手との関係やその場の空気を意識しながら受け止める力があるでしょう。

あなたは、落ち着きがあり、周囲に気配りができるタイプでしょう。相手に合わせたコミュニケーションや立ち振る舞いができるため、相談ごとも多いかもしれません。しかし、調和を意識し、言いたいことを堪えるため、内側にモヤモヤが溜まってしまうことがありそうです。

相手を尊重し、自身の立ち振る舞いを調整する力は、集団として活動するには重要な能力です。ただ、あなたが無理なくその力を維持するためには、自分の気持ちを少しずつ表に出す必要があるかもしれません。周囲にもあなたのことを理解してもらう努力をしてみましょう。

ライター：yuuji
公認心理師・言語聴覚士。大学院修士号取得。研究活動を行いながら、臨床に従事しており、15年間コミュニケーションを通してクライエントの心理面と向き合っている。