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「朝ドラ史上最高傑作」「何もかも素晴らしい」“熱狂を生んだ”至高作…異彩を放つ【史上最高の朝ドラ5選】

  • 2025.11.22

老若男女問わず、幅広い世代から人気を集めるNHK“連続テレビ小説”シリーズ、通称・朝ドラ。1961年の放送開始から2025年までに113作もの作品が制作され、“最高傑作”と称される作品は1つに限りません。今回は、そんな“史上最高の朝ドラ”5選をセレクトしました。あらすじとともにご紹介いたします。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

『おかえりモネ』

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第44回エランドール賞 授賞式 新人賞・TVガイド賞を受賞した清原果耶(C)SANKEI

放送期間:2021年5月17日~10月29日

宮城県・気仙沼の島で育った永浦百音(清原果耶)が、気象予報士を志し成長していく物語。東日本大震災後の復興を背景に、“未来を予測する”という天気予報の仕事を通して、人と人とのつながり、命の重みを描いたヒューマンドラマです。

静けさのなかに確かな熱を感じさせる演出と、清原果耶の繊細な演技が高く評価され、「本当に演技が上手すぎる」「清原ここにあり!という演技」「まさに圧巻の演技」といった声が相次ぎました。震災を直接描くのではなく、“生きる”ことそのものを丁寧に紡ぐ構成が、多くの視聴者の心に残る名作となりました。

『ひよっこ』

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第26回橋田賞授賞式で橋田賞新人賞を受賞した有村架純(C)SANKEI

放送期間:2017年4月3日~9月30日

東京オリンピック前夜の昭和を舞台に、茨城から上京した少女・みね子(有村架純)が成長していく物語。失踪した父を探しながら懸命に働く姿や、仲間たちと笑い合う日々が丁寧に描かれました。

大きな事件も派手な展開もない“日常の尊さ”を描いた本作に、「重いテーマも散りばめられてるのに、まったく嫌な気持ちにさせないのがすごいなあ」「朝ドラ史上最高傑作」といった感想が多数。時代の移り変わりを背景に、家族・友情・恋愛が絡み合う温かな世界観が“朝ドラらしさ”の原点として愛されています。

『おしん』

放送期間:1983年4月4日~1984年3月31日

極貧の幼少期から波乱の人生を生き抜いた田倉しん(小林綾子/田中裕子/乙羽信子)の半生を描く名作。「我慢」「努力」「母の愛」をテーマにした壮大な物語は、国内のみならず世界でも放送され、80カ国以上で視聴されました。

貧困、差別、戦争といった重いテーマを背負いながらも、前を向いて生きるしんの姿に「グッとくる」「まさに命がけの演技」と称賛が集まりました。時代を超えて語り継がれる“国民的朝ドラ”です。

『花子とアン』

放送期間:2014年3月31日~9月27日

貧しい山梨の家に生まれた安東はな役を吉高由里子が主演を務めた感動作。
関東大震災や戦争という困難な時代を乗り越え、子供たちに夢と希望を届けるため、翻訳に情熱を注ぎ、後に名作『赤毛のアン』を日本に届けた女性の姿を描きます。

困難の時代にあっても希望を失わないヒロインの姿に、「初めて観た朝ドラ」「何もかも素晴らしい」と多くの視聴者が共感。挫折と希望を繰り返す“芯のある女性像”を描いた代表作として、今なお根強い人気を誇ります。

『スカーレット』

放送期間:2019年9月30日~2020年3月28日

戦後の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)の波乱の人生を描いた物語。家族を支えながら夢を追う姿、愛する人との別れ、そして芸術と生きる覚悟――その全てが真摯に描かれました。

喜美子の生き様に「戸田恵梨香の演技は絶品」「戸田恵梨香さんの演技は最高過ぎる」と絶賛の声が殺到。緻密な脚本と抑えた演出が、陶芸と人生を重ねるような静かな感動を生み出しました。

“朝ドラ”が描く、生きる物語

それぞれの時代を懸命に生きたヒロインたちの姿は、今を生きる私たちにも深い共感を呼び起こします。次の朝ドラが始まるとき、きっとまた誰かの心を動かす新しい物語が生まれることでしょう。


※記事は執筆点の情報です