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「4人に1人が経験」オートロック防犯の盲点、パナソニック社の調査に「貼り紙があった」「法律にして」

  • 2025.9.9
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出典:photoAC(写真はイメージです)

一軒家に比べると、マンションはセキュリティが高いと感じている方は少なくないようです。特に、エントランスに管理人さんがいたり、オートロック機能が備わっている物件にお住まいの方はその傾向が高いそう。

しかし、その認識は少々危険かもしれません。実は、パナソニック株式会社の調査によると、4人に1人の方がマンションに不審な人物が一緒に侵入する「共連れ」を経験したことがあるのだそう。

そこで今回は、パナソニック株式会社の調査の内容を詳しくご紹介。併せて、共連れに対する世の中の人の反応や、実際に経験したことのある方のエピソードを取り上げます。

4人に1人が「共連れ」被害に

パナソニック株式会社は現在オートロック付きマンションに居住している20~69歳の男女800名を対象として、マンション住まいにおける防犯意識や危険を感じた経験に関する実態調査を実施したのだそう。

その結果、8割以上の人が「マンションは一軒家に比べてセキュリティが高く安全」と回答したそうです。

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出典:パナソニック調べ

 

特に、「50代女性は半数近くがマンションは安全だと思っている」ことが明らかに。また、「全体の2割以上は“オートロック頼み”で個別の防犯対策は不要」と考えている実態も判明したそうです。

実際に安全ならば、そこまで問題はなかったかもしれません。しかし、現実はそう甘くありません。

実は、「4人に1人がオートロックのエントランス開錠時に不審者が後ろから侵入する“共連れ”を経験」していたことが判明したそうです。

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出典:パナソニック調べ

パナソニック株式会社は、「オートロック機能付きのマンションではエントランスの鍵を開けてからドアが閉まるまでに時間がかかるマンションもあるため、その間に見ず知らずの人が中に侵入するリスクもあります」と説明。「オートロックに頼るのではなく、個別の防犯意識を高めておくことの重要性が改めて浮き彫りになりました」と注意を呼び掛けています。

さらに、「約4割がゴミ出しや郵便ポストの確認など、短時間の外出時に鍵をかけていないこと」が明らかに。また、「半数以上がオートロックを信頼し、ドアガードやドアチェーンを普段から使わないことがあると回答」しただけでなく、「在宅時にドアの鍵を掛けないことがある人も2割いる」ことがわかったそうです。

元刑事で、現在防犯アドバイザーとしてご活躍されている佐々木成三さんも、パナソニック株式会社の取材に対し、近年は「セキュリティ設備が強化される一方で、犯罪者側の手口も日々進化しています。オートロックに頼るだけでは不十分なケースも増えているのが実情です」と説明。「防犯アドバイザーとして強く伝えたいのは、『マンションだから安心』という過信を捨て、個人レベルで防犯意識を高めること、そして防犯セキュリティツールを積極的に活用することです」とアドバイスをしています。

共連れ禁止の貼り紙のあるマンションも増えている

近年は共連れ被害が増えているため、SNSでも注意を呼び掛けている方が多数いらっしゃいました。

  • 共連れには要注意!
  • オートロックなら安全って思っている人いるけれど、共連れのリスクがあるからね。
  • 一度、人がついてきてないか確認するようにしましょう。

また、マンションの管理会社は共連れを禁止するよう対策を講じるべきであるという内容のコメントも。中には、法律で明確に禁じてほしいと望んでいる人もいらっしゃいました。

  • お願いです、共連れ禁止にしてください。
  • 共連れを全面的に禁止できれば、防犯を強化できるはずです。
  • マンションの共連れ禁止、もはや法律にしてほしいね。

なお、すでに共連れ禁止の貼り紙を掲げている物件も出てきているようです。

  • うちのマンション、共連れ禁止の貼り紙があります。
  • 配達でたびたびお邪魔するマンション、共連れ禁止って注意書きがあったな。

実際、過去に共連れ被害に遭ったことのある人は少なくないようです。トラブルを防ぐためにも、マンションの管理会社は早期の対策が求められるでしょう。

  • 昔、配達員が勝手に共連れしてきました。本当に怖かったです。
  • 共連れで痴漢されたことがあります。それ以来、不審な人がいたらエントランスから逃げるようにしています。
  • 以前住んでいた物件で、共連れを利用した空き巣が頻発していました。

共連れにはくれぐれも気を付けて

驚くべきことに、4人に1人の人が経験しているという共連れ。空き巣やストーカーなどの犯罪につながるリスクがあるため、不審な人を見かけたら注意した方が良さそうです。また、今のうちからマンションの管理会社などに対策を求めることも手段の1つかもしれません。

共連れ被害に遭わないよう、改めて日頃から防犯意識をしっかり高めておきましょう。



出典:パナソニック株式会社「4人に1人が不審な人が一緒に侵入する『共連れ』を経験。短時間なら鍵かけない派が約4割も【マンション暮らしに関する防犯意識調査】」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001048.000024101.html)(最終閲覧日:2025-09-08)


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