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血液型にとらわれすぎる派遣社員「これだから…」 信じられない“A型マウント”にイラッ!

  • 2025.9.22

ネギさんとマヨさんの2人組で漫画を描く、ネギマヨ(ここはネギマヨ荘)さん。主に体験談をベースにした創作漫画を描き、ブログで発信しています。

連載中の『血液型マウントされた話 41話 ~ガタガタ言うんじゃねえ~』では、ネギさんが、“血液型”で人を判断する派遣社員から受けた、信じられないほど理不尽なマウントの体験が描かれています。

今回は、「想像するだけで絶叫しそうになるマウント体験」について、詳しくお話を伺いました。

逆ギレから悲劇のヒロインへ…

ネギマヨさんがマンガにしたのは、ネギさんが20代半ばの頃に会社で体験した、あまりにも信じられない出来事。新入派遣社員としてやってきた堅岡英子との出会いから、このエピソードは始まります。

二人は最初、順調にやり取りしていたものの、ネギさんが“B型”だと知ってから、関係は一気に変わってしまいました。

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出典:ネギマヨさん
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出典:ネギマヨさん
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出典:ネギマヨさん
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出典:ネギマヨさん
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出典:ネギマヨさん
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出典:ネギマヨさん
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出典:ネギマヨさん
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出典:ネギマヨさん

堅岡英子は、社内でのちょっとした会話でも高圧的な態度を取り、ネギさんに「それはパワハラですよ!」と逆上します。終始、強気な姿勢を崩さず、「上から目線でか弱き乙女をいじめて恥ずかしくないんですか?」とネギさんを責め、自分は被害者ぶるのでした。

そのひどい態度の理由は、なんと堅岡英子が「B型嫌い」だったことにあります。言動からも偏見がにじみ出ており、「これだからB型ってタチが悪い」と堂々と差別的な発言もしていたのです。

そこに登場するのは、会社の社員・モラ原。彼は、二人の口論や社内でのやり取りの詳しい事情を知らず、堅岡英子の肩を持ちました。このチャンスを逃さず、堅岡英子は「いいんです…。ネギさんはB型だから、つい感情的になっちゃうんです」「A型の私が理解してあげないと」としくしく涙を流し、悲劇のヒロインのように振る舞うのでした。

「女性は怖い~」で片付けても解決しない

---「パワハラですよっ!」と逆ギレする場面には驚かされました。他にも理不尽に逆ギレされた経験やモヤッとした出来事があれば教えてください。

「私は繊細さんなので…」といって仕事をすることについて逆切れされたことがあります。このエピソードは「他力本願!あなたが全部なんとかしてね」という作品に描いております。あわせて楽しんでいただけると思います。

---本当にこんな恐ろしい人がいるんだ…と、読んでいて思わずヒヤヒヤします…。職場の人間関係が生々しく伝わりました。このエピソードを通じて、読者に一番伝えたかったことはどんな点でしょうか?

下心のある男性社員が意外とやっかいで、すぐに「女性はこわい~」といって問題を矮小化してより人間関係を荒れさせますよね。そこを書こうと思いました。

---そのひと言で片付けられると、余計イライラしますし、根本的な問題解決にも繋がらないですよね。問題のある女性だけでなく、周りにこういう男性がいることで、状況はさらに複雑化するんですね…。

血液型だけで判断しないで

血液型が理由で人を嫌いになってしまうなんて、もう関係の修復はほぼ不可能でしょう。どう付き合ったら良いのか分からない厄介な存在の堅岡英子。さらに、その状況をよく知らずに肩を持ってしまう他の男性社員の存在もあって、ネギさんの当時の心中はさぞかし大変だったことでしょう。

確かに血液型によって一般的な性格や傾向などに分けられることはありますが、それで全ての人がその型どおりになるわけではありません。だからといって、特定の血液型を理由に人を嫌ったり批判したりするのは、とても理不尽で悲しいこと。

ネギマヨさんも書かれている通り、「特定の血液型を批判する意図はまったくない」のですから、血液型で人を決めつけるのはやめよう、というメッセージが自然と伝わってくるエピソードでもありました。

取材協力:ネギマヨさん、ここはネギマヨ荘