「育児放棄じゃない！」強烈な義母とダメ夫に責められ続ける“不憫な母”…その後、娘が放った“ひとこと”にスッキリ【しまうま劇場】

子どもをどのように育てたいか…その思いは人それぞれです。「きちんと指示の聞ける大人になってほしい」「自分でどんどん動ける積極的な大人になってほしい」など、皆さまざまな願いを持っていることでしょう。時には、子育てへの考え方が夫婦や親子で食い違ってしまうことも…。

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『指示する育児』では、そんな子育て問題をリアルに描いています。

【指示する育児】子ども、操り人形になってない？#ショートドラマ

「遅い！」そう叫んで、義母は朝ご飯を食べている孫娘・愛梨を叱ります。

「すぐ歯磨きして、水筒もランドセルに入れちゃいなさい」と命令する義母。愛梨が「今やろうと思って…」と弁解すると、また「言い訳しない！」と厳しく注意するのでした。

それだけでなく、義母は嫁の優香にも「愛梨の靴、玄関に出しておいて」と指示を出します。

義母は、「指示の聞ける子どもに育ってほしい」タイプ。自分の信念を正しいと信じ、何でも先回りして準備。孫に指示を出したがります。

それに対し、優香は「子どもの自主性を尊重したい」と考えています。「愛梨も自分でやろうとしてるので」と娘を庇い、義母に対して必死に反論します。

そんな優香を、義母は「母親が楽してるんじゃないわよ」と鼻で笑うのでした。

その後も、義母は愛梨が自分で選んだ服を「派手すぎない！？」と否定し、自分の選んだ洋服に着替えさせるなどやりたい放題。優香に「子どもの面倒くらいみなさいよ」と辛く当たります。

たまりかねた優香は、義母に「愛梨には、自分のことは自分で決めれるようになってほしいんです」と自分の思いを伝えます。

しかし、義母は優香の考えを意に介しません。優香の言葉を真っ向から否定。「やだ！育児放棄じゃない！」と嘲笑います。

義母の態度に不服な優香は、夫・修一に「あなたもなんとか言ってよ」と頼みます。

けれども、義母に育てられた修一には、何が問題なのかわかりません。「ママの言う通りにしときなよ」と優香を軽くあしらいます。

修一は、義母により酷い「指示待ち人間」になっていたのです。

言われなければ自分の洗濯物も洗濯カゴに入れないし、口を開けば指示の少ない上司の悪口ばかり。ゴミ箱にゴミ袋をセットすることすら自主的にできません。

優香や愛梨の文句も、「ママだったら全部言ってくれたのに」と一蹴するのでした。

ある日、いつものように皆で夕食をとっていると、義母は料理を「しょっぱい！」と非難します。そして、その料理を作ったと思われる愛梨を「塩入れすぎよ」と叱りました。

ところが、実はその料理は修一が作ったもの。

驚く義母に、キッチンから修一は「酷いんだよ。分量も何も教えてくれなくて」と優香の文句を言います。

そこで、愛梨がすかさず立ち上がり「全部おばあちゃんの言う通りにやれって言われるなら、もう何もしたくない！」と主張。

その態度を叱られても、「おばあちゃんの言うことを聞くと、パパみたいになるんでしょ？」と修一の「指示待ち」を指摘し、反論します。愛梨は、言われなくても自分でできるし、「自分で決めたい」のです。

その愛梨の言葉を聞いて、優香はテーブルの上にバン！と「離婚届」を叩きつけます。

そして、修一に向かって「これからはお母さんの言う通り生きてください！」とにこやかに笑いました。

突然差し出された離婚届に驚く義母と修一。

しかし、母親の操り人形である修一はここでもどうしたらいいかわかりません。「ママ…どうしたらいい？」と母親に縋り付くのでした。

YouTubeショートのコメント欄には、離婚届を叩きつけられても「ママ…どうしたらいい？」と母親の指示を待つ修一に驚き呆れる声が多数書き込まれていました。

もちろん、人の話をしっかり聞けることは大切です。目上の指示をよく聞いて、行動しなければならないことも社会生活においてはよくあることでしょう。しかし、「親の操り人形」になってしまい、自分の意志が持てなくなってしまうのは考えものです。

『指示する育児』は、子育てにおいて「自分で考える力」を養うことがいかに大切かを教えてくれる素晴らしい作品ですね。

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