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義母「元気な赤ちゃん産んで」渡された“大量のブロッコリー”→結婚目前の2人が破局危機に…「誰の何の為の結婚なの?」【読むドラマ】

  • 2025.9.10

結婚や出産って、愛し合う二人だけの問題ではないですよね。二人を取り巻く家族、特に“嫁姑問題”は、結婚を考えたときに多くの人が直面する大きな壁になりえます。

夜寝る前に観るのに最適な1〜3分の縦型ショートドラマを定期配信する「ミッドナイトチケット」が描いた『彼女が結婚してくれない』は、そんな嫁姑のリアルな衝突と、その背景に隠された想いを繊細に描いています。

【彼女が結婚してくれない(第一話)】彼女が結婚してくれない理由は?#ショートドラマ

義母の訪問と能天気なアキラ

結婚を目前に控えたエリと、彼氏のアキラ。二人のもとにアキラの母(エリにとっての義母)が突然訪れます。

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出典:@midnightticket

腕に抱えてきた段ボールには、箱いっぱいのブロッコリー。戸惑いを隠せないエリをよそに、アキラの母は「元気な赤ちゃん産んでもらわないと!」と言います。

「まだ出来てもないのに…」と戸惑うエリ。横から現れたアキラは、「いつも助かるよ!」と能天気な様子で母を出迎えます。

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義母からの電話とエリの憂鬱

その後、受け取ったブロッコリーを意気揚々と包丁で刻み始めたアキラ。エリが「急にどうしたの?」と問うと、「結婚に向けて俺も頑張んなきゃな〜と思ってさ」と前向きな姿勢を見せます。

さらに、「私やっぱりブロッコリーって苦手…」と言うエリには「母ちゃんの気持ち 踏みにじんないでよ」と、エリの心境も知らず叱責する始末。エリの口からは「冷た…」と、思わず愚痴が小さくこぼれます。

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そこへアキラのスマホに届いたのは、アキラの母からの電話。手に取ると、明日の夜に夕食を一緒に食べないかというお誘いでした。

明日の夜は、二人の記念日。エリは、通話中のアキラにNGの意思を示すために、左右の人差し指をクロスさせてバツマークを作りアキラに主張します。

しかしアキラは、人差し指と親指を挟み込むようなジェスチャーとしかめっ面のアイコンタクトをエリに返しながら、「あぁ、行けるよ」「まぁでもちょっとだけね」と母に勝手に返答してしまいます。

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電話越しに呆れるエリ。アキラの母は続けて、赤ちゃんの名前の候補を聞きたいと言ってきます。アキラは、「まだ出来てないから」と困りつつ、だったら母が赤ちゃんの名前を考えるのはどうかと提案してしまいます。

エリは「それは私たちで決めることでしょ…?」と小声で反発するも、アキラはまったく意に介さず電話を切り、口笛を吹きながらブロッコリーの調理を続けます。

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婚約届とエリの不満爆発

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後日、婚約届を取り出し「ちゃっちゃと書いちゃおうか」と軽いノリで言い出すアキラ。最近のアキラの言動に失望してしまっていたエリは、「私…アキラと結婚出来ない…」と突き返します。

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アキラにとっては、まさに青天の霹靂。驚きを隠せず、家事も自分なりに頑張っているつもりだとアピールしますが、エリからは「それは…誰に向けて頑張ってるの?」と核心的な一言を言われてしまいます。

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エリのためだというアキラの言い分を「アキラはいつも自分の事しか考えてないんだよ!」と真っ向から否定するエリ。そして、胸のうちに秘めていた疑問をアキラにぶつけます。

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「ねぇ…これは!誰の何の為の結婚なの?」

その瞬間、部屋の外から、何かが落ちる音が聞こえてきました。

実はアキラの母がやってきて廊下でこの会話に聞き耳を立てており、エリの一言に衝撃を受け、抱えていたブロッコリーを床に落としたのです。

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【彼女が結婚してくれない(第二話)】彼女が結婚してくれない理由は?#ショートドラマ

ここからこのドラマは一時、アキラの母の回想シーンに入っていきます。

義母の過去:流産と名付けの憤り

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赤ちゃん…またダメでした…

自身の過去を回想するアキラの母。それは、自身の義母に流産を報告するシーンでした。

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「何がダメ?体?心?」義母から鋭い、心ない言葉が突き刺さり、ただひたすらに謝罪を伝えるしかありません。義母は深いため息をついて呆れ返っている様子。

***

次は絶対失敗できないと考えて躍起になり、流産に対する予防効果があるとされるブロッコリーを暴食。パートナーに心配されるも、「あなたは気楽でいいわね!」と八つ当たりしてしまいます。

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その後、無事に赤ちゃんを出産。しかし喜びながら義母のもとへ報告に行くと、「この子の名前はアキラね!」と勝手に名付けされてしまいます。

「名前はわたしたちで…」と言いかけるも、義母から「え?」と鋭い目つきと圧を向けられ、受け入れざるをえませんでした。

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義母の過去:義母への不満からくる強い決意

その後、嫁として過ごす日々。

自身が作った料理を義母と二人で食べている時、ふと「今度、お義母さんの料理も食べさせてください」と言ってみます。

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するとと、「私に振る舞えっていうの?」と、義母からは予想外に強烈な返答……。続けて「ふん…本当に常識知らず」と罵られます。

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うつむいて気まずそうにしていると、義母はその態度を叱責。

私の時代じゃそんな顔したらただじゃすまなかったわよ

***

義母の前で我慢に我慢を重ねたその不満は、後になって夫の前で爆発。

お義母さんはそんなに偉いの?

しかし夫は、「嫁姑は昔からこうなんだよ」と言うばかりで、解決してくれそうにありません。

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その時に強く決意します。

私は絶対、そんなお義母さんにならない

エリに手を差し伸べた義母とアキラの反省

シーンは現在に戻り、アキラに対してこれまでの不満をぶつけるエリ。

元気な赤ちゃんを生むためにブロッコリーを食べさせられたこと、赤ちゃんの名前にまで口出しされたことーー

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誰の何の為の結婚なの?」再度アキラに迫るエリの後ろから、部屋に入ってきたアキラの母が姿を現します。

「母ちゃん…来てたの?」と驚くアキラ。アキラの母は「私はただ、エリさんとアキラが幸せになれるようにって」と、これまでの行動の理由について語ります。

しかし、自身の過去の経験と“自身の義母のような義母にはならない”という決意を思い出し、深く反省したアキラの母。「でも…お節介だったわね…」「アキラをお願いします…!」と頭を下げて部屋を去って行きます。

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母が去った後、これまでエリの苦しみに気づいていなかったことを反省、赤ちゃんの名前も自分たちで考えるべきだと思い直し、謝罪するアキラ。

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エリは興奮を抑えるかのように、静かに「気づいてくれて嬉しい…」と返答。再び謝るアキラに対して、エリが意を決したように顔を上げて放った言葉、それはーー

ペン貸して

そのエリの目にはもう迷いは無く、自信を持って婚姻届に筆を走らせる意思が宿っていました。

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見守ってあげることも愛情の一つ

YouTubeショートのコメント欄には、「男性側が悪い、姑から嫁を庇って防波堤になるべき」「どちらの義母の行動も悪意は無く、愛情の裏返しでは」といった趣旨の意見も見られました。

世間でもよく取り沙汰される嫁姑問題。その多くが、悪意からくるものではなく、今回のように想いが適切に伝わらなかったことによる“ちょっとしたすれ違い”や“ありがた迷惑”から起きているのかもしれません。

そして、その解決には、「双方が相手の立場を理解すること」「勇気を持って見守ってあげること」が不可欠であると改めて教えてくれる、ハートフルな感動作品でした。

 



紹介作品

コンテンツ提供協力

平均再生回数407万回、1,000万再生over 6本以上の日本最大級ショートドラマクリエイター。『夜寝る前に、物語のチケットを』を掲げ、夜寝る前に観るのに最適な1〜3分の縦型ショートドラマを配信。毎週金曜日18時に新作を公開中。