「2Lのペットボトルに入るジュースの量は何cm^3?」→正しく答えられる？

算数や数学ではさまざまな単位を習いました。

そんな単位の中には、別の単位に変換できるものもありましたね。

今回は、身近な2Lペットボトルの単位を変換する問題にチャレンジしてみましょう。

問題

2Lのペットボトルに入るジュースの量は何cm3でしょうか。

正解は、「2000cm3」です。

LやmLの単位はペットボトルでおなじみの身近な単位ですが、cm3は算数や数学以外の場面ではあまり見かけないかもしれません。

それだけ、二つの単位を結びつけて考えるのは難しく感じた人もいたのではないでしょうか。

次の「ポイント」で、Lとcm3の関係を整理してみましょう。

この問題のポイントは、「1L=1000cm3」という関係です。

1Lは辺が10cmの立方体の体積と同じになるというイメージです。

この関係さえ分かっていれば、あとは左辺と右辺を2倍にするだけです。

1L×2=1000cm3×2
2L=2000cm3

2Lは2000cm3だとすぐに分かります。

「Lとcm3の関係が覚えにくい」という人におすすめなのが、次の式の形での暗記です。

1mL=1cm3

この関係式であれば、どちらも数字が1で覚えやすいですね。

なお、1mLのLの前についているmは1000分の1を表す接頭語です。つまり、1mLは「Lの1000分の1」の体積を表しています。

よって、1mLを1000倍すれば、1Lになります。同じく左辺の1cm3も1000倍すれば、先に紹介した等式に変形できますよ。

1mL×1000=1cm3×1000
1L=1000cm3

単位の換算問題は、単位どうしの関係を覚えていないと手も足も出ない難しさがあります。

計算ルールに従って進んでいけば、いつか答えが出るような問題とは少し違い、苦手だと感じる人も多いかもしれません。

そんな時は、単位につく接頭語に注目したり、関係性が分かりやすい式を一つ覚えておいたりといった「暗記の工夫」をしてみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

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