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意外に間違える人が多いかも…?「1000mmのつっぱり棒は何m?」→正しく答えられる?

  • 2025.6.23
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長さの単位は、身近で使われているなじみのあるものです。

しかし、ある単位を別の単位に換算しようとすると、案外難しく感じてしまうことはないでしょうか。

今回は、小学校で習う単位mmとmの単位換算問題にチャレンジしてみましょう。

問題

1000mmのつっぱり棒は何mになりますか?

ヒントはmとmmの表記に注目することです。

解答

正解は、「1m」です。

正しく答えられたでしょうか?

長さの単位換算を習ったのはずいぶん昔という人にとっては、ちょっと難しい問題だったかもしれませんね。

実は単位換算には、ちょっとした「ポイント」があるのです。

ポイント

この問題のポイントは、「mmはm(メートル)の前にm(ミリ)を付けたもの」であると理解することです。

接頭語とは、大きな単位や小さな単位をシンプルに表すために使われるものです。国際単位系(SI)という国際的に使われている単位の中で、各接頭語の意味が決められています。

mmは一見m(メートル)が二回繰り返されているように見えますが、実は違います。一つ目のmはm(ミリ)という1000分の1を意味する接頭語です。二つ目のmは、長さの単位m(メートル)を表します。

よってmm(ミリメートル)とは、「m(メートル)の1000分の1」を表す単位になります。

1mの1000分の1が1mmなので、1mmの1000倍である1000mmは1mです。

1000mm=1m

なお、小学校で習う長さの単位にはmとmm以外にもcmがあります。cmは、m(メートル)という長さの単位に100分の1を表すc(センチ)という接頭語が付いています。

このようにみると、1cmは1mの100分の1の単位だと分かります。1cmを100倍した100cmは、1mに相当します。

まとめ

今回は、接頭語と単位の組み合わせから単位換算をする方法について解説しました。

m(ミリ)という接頭語が1000分の1を表すということを覚えておくと、長さだけでなく他の単位の換算にも応用できます。

例えば、mg(ミリグラム)は接頭語m(ミリ)+g(グラム)なので、gの1000分の1の単位だと判断できます。学校ではあまり習いませんが、実はcg(センチグラム)という単位もあります。これはgの100分の1の単位です。

単位換算問題に強くなるには、長さ・重さなどバラバラに単位を覚えるよりも、各単位に共通する接頭語の意味を押さえていくとよいですよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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