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「うっるせぇ!」ゴミ箱の移動音だけでガチギレする下階住民、精神崩壊寸前に|新居で起きた騒音トラブル

  • 2025.8.14

下の階からの嫌がらせは、結衣さんの日常を完全に支配し始めていました。些細な物音にも過剰に反応し、深夜にまで及ぶその行為は、結衣さんの心身を蝕み、眠れない夜を強いるようになります。家族の生活は制限され、平穏な日々は遠い記憶となりつつありました。『新居で起きた騒音トラブル』第4話です。

下の階の住人、田中さんとのトラブルに悩まされている主人公・結衣さん。

ある日の深夜0時頃、夫の健太さんがゴミ箱を少し動かした時のこと。バケツタイプのゴミ箱を重ねていたため、下のものを使おうと上のゴミ箱を床に置いた際、「トン」という音を立ててしまいました。大きな音ではありませんでしたが、その直後、下の階から「うっっるせぇぇぇ」という叫び声が何度も響き渡ったのです。

深夜の叫びと忍び寄る恐怖

ママリ

結衣さんは寝室にいたものの、おそらく下の階の住人、田中浩二さん(50代)が寝室から窓を開けて叫んでいるとわかった。部屋全体に厚さ2センチのジョイントマットを敷き詰めているため、ゴミ箱を置いたのもその上。これほど些細な物音にまで過剰に反応されることに、結衣さんは強い恐怖を覚えた。

このようなことが連日続き、結衣さんは怖くてまともに眠れなくなってしまった。すでに4日間も熟睡できていない。普段、陽太くんの夜泣きはほとんどないにもかかわらず、ようやく眠れた日に限って夜泣きをするため、さらに寝不足に拍車がかかった。

昨日はわずか5分しか眠れなかったというのに、今日も午後8時頃に携帯電話を落としただけで、再び下の階から叫び声が聞こえ、結衣さんは動悸がして眠れない状態に陥った。心臓がバクバクと音を立て、恐怖と疲労が全身を支配していた。

奪われた日常と孤立する家族

ママリ

下の階の住人の行動は、結衣さん一家の日常生活を大きく制限するようになっていた。浩二さんが休みの日は、洗濯機を回すことすらできない。洗濯機の音がするたびに「ドンドン」と叩かれたり、叫ばれたりするからだ。

休みではない日も、健太さんが帰宅すると、陽太くんのハイハイは禁止に。ハイハイするたびに「ドンドン」と音が響き、叫び声が聞こえるため、結衣さんは陽太くんをずっとおんぶしていなければならなかった。健太さんの帰宅が遅いため、その時間は1時間程度ではあるが、それでも幼い息子に自由に動き回らせてあげられないことに、結衣さんの心は深く傷ついた。

これらの状況に耐えかねた結衣さんは、大家である父に相談した。しかし、父からの返答は

「管理会社にも報告済みだし、契約解除も法的にできないらしい…」

という、絶望的なものだった。

法的な手段も限られ、実の父ですら助けられないという現実に、結衣さんは深い孤立感を味わっていた。彼女の心は、もはや限界に達していた―――。

あとがき:心身に影響がある場合は、すぐに避難を

騒音問題は、もはや単なる近隣トラブルの枠を超え、佐藤さん家族の生活の隅々まで支配し始めました。些細な物音に対する過剰な反応は、彼女の心に恐怖を植え付け、深刻な不眠や動悸といった身体的な症状にまで発展させてしまいます。

ハラスメントがエスカレートすると、被害者は本来の生活を奪われ、最終的には心と体の健康を損なう危険性があるでしょう。結衣さんのように心身が限界に達している場合は、無理にその場に留まるべきではありません。

一時的でも実家や友人宅など安全な場所に避難し、専門医の診断を受けることを優先すべきです。自身の心と体の安全を一番に考え、環境から離れるという決断も大切な選択肢の一つとなるでしょう。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ママリ編集部

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