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【ランキング】小学生の好きなアーティストTOP10!6位にB’z、ラルク…ビートルズも!?音楽の“好み”家庭環境が影響か

  • 2025.8.8

最新ヒットから大御所まで、幅広いアーティストが人気

ハリウッドで手形を取るB'zの松本孝弘さん(右)と稲葉浩志さん(左)(撮影日2007年11月19日、AFP=時事)
ハリウッドで手形を取るB'zの松本孝弘さん(右)と稲葉浩志さん(左)(撮影日2007年11月19日、AFP=時事)

小学館が運営する『月刊コロコロコミック』の読者1000人を対象とした音楽に関するアンケート調査で、小学生の音楽事情が明らかになりました。好きなアーティストランキング1位に輝いたのは「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」。一方で、B’z(ビーズ)やビートルズといった大御所アーティストもトップ10入りを果たし、小学生の音楽の楽しみ方が多様化していることが浮き彫りになりました。

2025年5月号に掲載された「好きなアーティスト」ランキングでは、Mrs. GREEN APPLEがダントツの1位を獲得しました。2位にはYOASOBI(ヨアソビ)、3位には「Creepy Nuts(クリーピーナッツ)」と、最新のヒットチャートを反映した結果となっています。

注目すべきは、6位にB’zとL’Arc-en-Ciel(ラルクアンシエル)、9位にビートルズがランクインしていることです。今話題のアーティストから大御所バンド、レジェンドミュージシャンまでが混在する結果となり、小学生が世代を超えた音楽を楽しんでいる様子がうかがえます。

バンド人気が習い事にも影響、ドラムとギターが人気急上昇

好きなアーティストの傾向は、習い事の選択にも影響を与えているようです。現在習っている楽器では、定番の「ピアノ」が18.5%で2位にランクインしましたが、「これから始めてみたい楽器」では状況が一変します。

1位「ドラム」27.6%、2位「ギター」25.7%となっており、現在習っている楽器では1番多かった「ピアノ」を上回る人気ぶりを見せています。好きなロックバンドのパフォーマンスをテレビやYouTube(ユーチューブ)などで目の当たりにし、「自分も挑戦してみたい!」と思う子が多いと考えられます。

家庭のサブスク環境が音楽の入口に

今回の調査では、アーティストを知るきっかけとなるサブスクリプションサービスとSNSの利用状況も明らかになりました。家庭で利用している動画配信・サブスクサービスでは、「Amazon Prime(アマゾンプライム)」が56.6%と半数を超え、「YouTube Premium(ユーチューブプレミアム)」も20.1%に上るなど、音楽配信サービスが付帯するサブスクサービスが上位にランクインしています。

一方で、小学生本人のSNSアカウント保有率は25%未満にとどまり、75.1%が「持っていない」と回答。また、1日のうちSNSを見る時間についても、67.1%が「0分」と答えており、小学生のSNS利用は限定的であることが分かりました。

家族との共聴体験が音楽の好みを形成

『コロコロコミック研究所』所長の小林浩一氏は、今回の調査結果について興味深い分析を行っています。「Mrs. GREEN APPLEが1位に輝いた背景には、Amazon Primeなどで楽曲が自然に繰り返し流れる『耳馴染み効果』が大きく作用していると考えられます」とコメント。

また、B’zやビートルズといったレジェンドがトップ10に入っていることについては、「紅白歌合戦、朝ドラ、ドライブ中の選曲といった『ファミリーインフルエンス』が、子どもたちの記憶に刻まれ、世代を超えた音楽の架け橋になっている」と分析しています。

今回の調査から見えてきたのは、小学生の音楽の入口が、サブスクリプションという新しい日常と、家族とともに音楽を楽しむ共聴体験の中にあるということです。TikTok(ティックトック)などSNSの影響もあるものの、やはり「いちばん身近な音楽体験」が、子どもたちの「好き」を形づくっていることが明らかになりました。

(LASISA編集部)

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