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日本最古の貨幣は?変わっていく教科書の常識を調べるとびっくりな事実が続々!

  • 2025.8.7

教科書の中身が変わっているのを知っていましたか?
あなたの知識はもう古い!?
「今まで習っていたものは何だったの?」
そんな変わっていく教科書の内容を掘り下げてみました!

日本最古の貨幣といえば?

突然ですが、日本最古の貨幣は何か、学びましたよね。

「和同開珎」覚えていますか?

「わどうかいちん」または「わどうかいほう」と、学校で教わったコレ。
でも今の時代は違うんです。

Sitakke

実は今の学校の教科書には日本最古の貨幣は「富本銭(ふほんせん)」と、記載しているんです。

もちろん、10代の大学生は「習った」「聞いたことある」という反応です。

なぜ変わったのか札幌エリート塾・高塚康弘塾長に聞いてみました。

「実は昔は和同開珎が一番古いということだったんですけど、1999年に大量に富本銭の遺跡が発掘されたんです。それが明らかに時代的に和同開珎より古いということになりまして、今は富本銭が一番古い通貨であると言われています」

だいたい2000年頃の教科書改訂から変化してきているのだそうです!
このように新たな発見によって歴史が変わり、教科書の内容が変わることも。

表現方法が正しくなかった…?

お次のこちらはどうでしょうか?
江戸時代、キリシタンではないことを証明するために、キリストなどの絵を踏ませることをなんと学びましたか?

40代以上にインタビューするとみなさん答えは「踏絵」。

ところが!
今の教科書には「踏絵」は出てこなくて「絵踏」となっているんです。

Sitakke

札幌エリート塾・高塚康弘塾長によるとその理由は「今までは絵と踏む行為を一緒にとらえていた」と話します。

「絵と行為の呼び方が違う。絵は踏絵、行為は絵踏という、絵と行為は違うという風にされた」

昔の表現方法がおかしいということで、現代になって教科書が変わることもあるのです。

やはり習った子どものころに覚えて完全にすり込まれているので、ニュースなどにならない限り、なかなかアップデートがしづらい側面も見えてきます。

2024年12月にKADOKAWAから出版された「けんたろう式”見るだけ”ことば雑学辞典」という本では「いつのまにか変わった教科書の内容」が他にもまとめられていました。

いつの間にか変わったものがほかにも

例えば、アメリカの大統領の「リンカーン」。
今は「リンカン」です。
ネイティブの発音に近い表現になっているそうです。

また、2006年には惑星の新定義がきまり、それ以降太陽系の惑星は1つ減りました。

「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」から冥王星が削られることに。
冥王星の動きは楕円形で、他の太陽系とは違うということで外されてしまったんですよね。

30代前半のHBC・世永聖奈アナウンサーは「富本銭」「絵踏」は高校時代に習ったとのこと。
英語での自己紹介も「My name is ○○」ではなく、より実際の会話に近い「I am ○○」で教わったそうですよ。

一方、今日ドキッ!のスタジオゲスト・鶴岡慎也さんが気になったのは「1192(いいくに)つくろう鎌倉幕府」!

Sitakke

語呂合わせの代表的なものだったこちらも、「1185(いいはこ)」に!

なぜ変わったのか、札幌エリート塾・高塚康弘塾長に聞いてみましたよ。

「1192年は、源頼朝が征夷大将軍に任命された年で、確かにその年から源頼朝の政治が始まっています。しかし実は、1185年に守護と地頭が全国に置かれているんですね。この時点で鎌倉幕府の政治体制ができたということで、今は1185年が鎌倉幕府の始まり、という考えが主流になっています」

「生涯学習」という言葉もありますけど、常に新しいものに更新されていくんですね。
ちなみに、4年に一度教科書が改訂されるそうで、「札幌エリート塾」高塚塾長は、その度に教科書を照らし合わせ、変わっているところがないか毎回確認しているそうです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月23日)の情報に基づきます。

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