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20年前、日本中を震わせた“衝撃的すぎるデビュー曲” 平成ロックを加速させた“疾走と熱狂の一曲”

  • 2025.8.24

「2005年の夏、街の空気が少しざわついていたのを覚えているだろうか」

音楽が常に身近にあり、しかもスピード感を増して消費されていく中、突如として現れた新星が鮮烈なメジャーデビューを飾った。

UVERworld『D-technoLife』(作詞・作曲:TAKUYA∞)——2005年7月6日発売。

テレビアニメ『BLEACH』(テレビ東京)のオープニングテーマとしても知られるこの曲は、彼らの名を一気に全国区へと押し上げた。

デビュー作とは思えない完成度と存在感が放つ、圧倒的な第一印象

『D-technoLife』は、メジャーデビューシングルとしては異例の完成度を誇っていた。

伸びやかでハイトーンのボーカル、緻密に構築されたバンドサウンド、そして曲全体を包み込む疾走感。イントロの瞬間から耳を奪い、そのままスピードに乗せたまま最後まで突き抜けていく展開は、2000年代半ばのロックシーンに新しい風を吹き込んだ。

間奏では、TAKUYA∞がスクラッチ音などを取り入れたヒューマンビートボックスを披露。バンドの中でこうしたパフォーマンスを織り込むのは当時としても珍しく、そのユニークさがデビュー曲の段階から鮮烈な個性を刻み込んだ。

国民的アニメ『BLEACH』との強力タッグが生んだ、爆発的な浸透力

当時、原作漫画もアニメも絶大な人気を誇っていた『BLEACH』の主題歌起用は、間違いなく追い風だった。多くの視聴者に楽曲が届くという強烈な露出効果。だが、それ以上に評価されたのは、楽曲そのものが持つ説得力だ。

アニメファンだけでなく、純粋に音楽として惹かれたリスナーが多く、結果的にランキングでも上位を獲得し、ロングヒットを記録した。

ロックとエレクトロの垣根を超えた、デビュー曲にして確立された音楽性

『D-technoLife』の魅力を語るうえで外せないのが、サウンドの絶妙なバランスだ。

力強いギターリフとタイトなリズム隊が全速力で駆け抜ける、王道のロックサウンドが骨格にある。その背後には、わずかに漂う空気のような音の層や効果音が忍び込み、疾走するビートにほんのりとした奥行きと光沢を与えている。

ポップとロックの境界線を軽やかに飛び越えつつも、音作りの緻密さは一切妥協しない。その姿勢は、この時点ですでに明確だった。

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2024年、映画『UVERworld KING'S PARADE 男祭り REBORN at Nissan Stadium』の公開記念舞台あいさつに登壇したUVERworld (C)SANKEI

デビュー曲が刻んだ、未来への確かな布石

このシングルでの鮮烈なデビューによって、UVERworldは瞬く間に注目の的となり、その後もヒット曲を連発。その中でも『D-technoLife』は“原点”であり、ファンの記憶に刻まれた旗印のような存在だ。

メジャーシーンに現れた瞬間から「ただの新人」ではなかったことを証明したこの一曲は、バンドの歴史を語るうえで欠かせない。

2005年の真夏に響き渡ったイントロは、今も色褪せない

あれから20年。音楽の聴き方も、ロックの在り方も大きく変わった。それでも、『D-technoLife』が放った疾走感と昂揚感は、今なお色褪せることなく耳に蘇る。

真夏の空気を切り裂くように鳴り響いたあのイントロは、2005年を生きた多くの人にとって、青春の始まりを告げるサインだったのかもしれない。


※この記事は執筆時点の情報に基づいています。