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「何に見える?」あなたを“苦しめている心の癖”がわかる心理テスト

  • 2025.10.3
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わたしたちは誰しも、考え方の個性、言い換えれば心の癖を持っています。そして心の癖の中には、自分を苦しめてしまうものもあるといわれています。ですが、必要以上に心配しなくても大丈夫。自分を苦しめる心の癖を知り、気づけるようになるだけでも、自分を助けることにつながりますよ。あなたを苦しめている心の癖はどんなものでしょうか?思い当たるものはないか、心理テストで探ってみましょう。

図形が何に見えますか? 直感でお答えください。



1.絵の具のパレット

2.ハスの葉

3.コーヒー豆

4.スタイ(よだれかけ)



1.絵の具のパレットに見えた人は「過度な一般化」

図形が絵の具のパレットに見えた人を苦しめている心の癖は、「過度な一般化」かもしれません。過度な一般化とは、一度起こった失敗や悪い出来事が、この先何度も起こると考える思い込みのことです。

この選択肢を選んだ人は、物事を抽象的に考えることが得意な人かもしれません。何事もパターン化して、簡潔に捉えることが得意な一方で、たった一度の失敗についてもおおざっぱに一般化し「どうせいつも失敗する」と捉えてしまいやすいのではないでしょうか。

過度な一般化をゆるめるには、実際に失敗した回数や、反対に上手くいった回数を具体的に数えてみるとよいかもしれません。「いつも」「たくさん」と思っていた失敗が実はそんなになかったことに気づけるのではないでしょうか。

2.ハスの葉に見えた人は「心のフィルター」

図形がハスの葉に見えた人を苦しめている心の癖は、「心のフィルター」かもしれません。心のフィルターとは、物事の悪い面ばかりに注目して、良いことは悲観して捉える思考の癖のことです。

この選択肢を選んだ人は、自信がなく、マイナス思考で自分を追い込んでしまう人かもしれません。自分に自信がないため、相手からの良い評価は素直に受け止めにくく、自分のミスなどに関しては過度に捉えてしまうのでしょう。

心のフィルターをゆるめるには、自分を他人に置き換えて考えてみるとよいかもしれません。自分のことだと重大に捉えてしまうミスでも、人がした場合は「気にすることないよ」と言える程度のものだと気づけるのではないでしょうか。

3.コーヒー豆に見えた人は「0-100思考」

図形がコーヒー豆に見えた人を苦しめている心の癖は、「0-100思考」かもしれません。0-100思考とは、あらゆる物事を白か黒かといったように、極端に捉えようとする思考の癖のことです。

この選択肢を選んだ人は、完璧主義な傾向が強い人かもしれません。ゆえに、「少しでも失敗したら何もかも意味ない」などと、物事を完璧にできるか、そうでないかの二者択一で考えてしまうのでしょう。

0-100思考をゆるめるには、他の考えができないか考えてみるとよいかもしれません。仮に、完璧な結果が出せなかったとしても、80や70の結果で本当に何も意味はなかったのか、自問自答したり、周囲の意見を聞いて考えの幅を広げることが大切です。

4.スタイ(よだれかけ)に見えた人は「自分関連付け」

図形がスタイ(よだれかけ)に見えた人を苦しめている心の癖は、「自分関連付け」かもしれません。自分関連付けとは、悪いことが起きた時、なんでも自分のせいだと考えてしまう思考の癖のことです。

この選択肢を選んだ人は、ある意味、自己愛が強い人かもしれません。自分に強い価値づけをし、自身の言動を必要以上に影響の強いものだと捉えているため、何事も自分に関連して起こるという思考に陥りやすいのではないでしょうか。

自分関連付けをゆるめるには、自分と他人の言動を別物として意識するよう努めてみるとよいかもしれません。自分がどう行動しても影響を及ぼせない相手の問題があることを自覚することで、ネガティブな出来事に対する自責の念が減るでしょう。



ライター:Koyuki
臨床心理士、公認心理師として、病院や学校で働いています。楽しく自分自身に目を向け、心が軽くなるような心理テストをお届けできればと思います!