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【スカッと】姑「地味な格好ねぇ」浴衣姿を笑われた私 → 夏祭りで拍手喝采を浴びた『予想外の理由』

  • 2025.7.24

誰かの心無い言葉に、ふと自信をなくしてしまう瞬間ってありますよね。でも、自分の「好き」という気持ちを大切にしてみたら、思いがけず素敵な結果が待っていることもあるのです! 今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

画像: 【スカッと】姑「地味な格好ねぇ」浴衣姿を笑われた私 → 夏祭りで拍手喝采を浴びた『予想外の理由』

思い出の浴衣

毎年7月に開催される地域の夏祭り。
我が家は家族で出かけるのが恒例です。

子どもが小さいうちは、動きやすさ重視の洋服で行っていたのですが、今年は娘も小学生。
「久しぶりに浴衣を着ようかな」と思い立った私は、大切にしまっていた一着の浴衣を取り出しました。

亡くなった祖母が私のために誂えてくれた、美しい藍染めの浴衣です。
派手な柄ではないけれど、深い藍色と凛とした佇まいが、私は大好きでした。

姑からの心ない一言

ところが、夏祭り当日、浴衣に着替えてリビングに行くと、姑が私を見るなり顔をしかめ「そんな地味な格好で行くの? なんだかパッとしなくてダサいわねぇ」と言ってきたのです。

その一言で、私の高揚感は一気にしぼみ、つい俯いてしまいました。

姑は元々、派手なものが大好きで、シンプルなデザインには否定的なタイプ。
だから私の藍染めの浴衣が、地味に思えたのでしょう。
でも、これは祖母との思い出が詰まった、私にとって世界一の浴衣なのに……。

それでも、夫が「母さんの言うことは気にしなくていいよ。すごく似合ってるし堂々としてればいいんだ」と背中を押してくれ、何とか気を取り直して家を出ました。

軽い気持ちで参加したら、思わぬ大絶賛!

姑の言葉が心のどこかに引っかかっていましたが、屋台の灯りや楽しそうな雰囲気に、少しずつ心がほぐれていきました。

そんな時、会場に「浴衣美人コンテスト開催中!」というアナウンスがありました。
「ママ、出てみなよ!」「絶対きれいだよ!」と、夫と娘が目を輝かせて私の腕を引きます。

まさか自分が出るなんて……と戸惑いましたが、2人の熱心な勧めに押され、思い切って参加してみることに。

すると、なんと私が優勝者に選ばれたのです!

審査員を務めていた呉服屋の店主からも「昔ながらの本格的な浴衣を、品よく素敵に着こなしていますね」と大絶賛され、感激で涙が出そうになりました。

まるで祖母の想いまでもが認められたような気持ちになったのです。

自分の「好き」を信じてよかった

賞品と記念写真を手に帰宅すると、娘が嬉しそうに「ママ、優勝したんだよ!」と姑に報告。

姑はしばし呆然としながらも、審査員が呉服の専門家だったと知ると、さすがに何も言えずにいました。

自分の“好き”を信じてよかった。誰かの価値観で自分を曇らせる必要なんてなかったんだと、心から思えた夜でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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