意外に間違える人が多いかも！「8kmを時速12kmで進むと？」→何分かかる？

式での計算問題よりも、文章で問題が書かれていると少し焦ってしまうかもしれませんね。また、速さに関する公式を覚えていますか？この問題を通して速さの変換について学んでいきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
8kmを時速12kmで進むと何分かかりますか？

距離と時速が与えられているので、そこから時間を出してみましょう。

答えは「40分」です。

どのような計算手順で答えを出すことができるのか、次の「ポイント」でしっかり確認しましょう。

時間を求める式は以下の式を使います。

(時間)=(距離)÷(速さ)

よって、8kmを時速12kmで割ればよいのです。答えは後から変形するので分数のままにしておきます。

8km÷12km/時間
=2/3時間

この問題は「何分ですか？」と聞いているので、時間を分に直す必要がありますね。1時間は60分なので、以下のように変換します。

2/3時間×60分/時間
=40分

上記のように距離を出すことができました。

今回は速さと距離から時間を求めましたが、以下の公式を使えば、速さや距離を求めることができます。他の問題に挑戦する際に、参考にしてくださいね。

＜速さ・時間・距離＞
(速さ)=(距離)÷(時間)
(距離)=(速さ)×(時間)

速さ・時間・距離の考え方と文章を理解できれば、あとは掛け算や割り算を計算するだけなので簡単に解けるでしょう。

ただ、文章を正しく読まないと正しい式を作ることができないので、注意する必要があります。

計算は、一問や二問だけしてもあまり意味がありません。計算こそたくさん演習を積んで、理解度を深めていくことがとても大事になってきます。他にも距離や速さを求める問題もあるので、時間がある方はそちらの問題にもぜひチャレンジしてみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：ニシケン
2年間、地方の学習塾に勤めて独立。現在はプロの家庭教師として働きながら、都内の難関私立中学や高校の予想問題や適性検査の執筆活動を行っている。たくさんの受験生のためになる良質な問題を作成し、どんな人が見てもわかりやすい解答解説作成を志す。

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