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意外に間違える人が多いかも…?「−6^2」→正しく計算できる?

  • 2025.8.30
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式に負の数が含まれている累乗の計算を解いていきましょう。短い計算式なので、とても簡単そうですね。

しかし、実際に解いてみると答えの候補が二つ出てくるかもしれません。どちらが正しかったか、しっかりと累乗の計算方法を思い出していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
−6^2

「6^2=36」なので、答えは「36」か「−36」のどちらでしょうか。

解説

この問題の答えは「−36」です。

マイナスを2乗しているので、プラスになるはずと思った方もいるのではないでしょうか。

「何を2乗しているのか」ということをしっかりと整理しなければいけません。

<累乗の書き方について>
・「−a^2」の場合は「aの2乗にマイナスがついている」という意味。答えには必ずマイナスがつく。
※−(a^2)と読み取ると、間違いが減る。

・(−a)^2の場合は「−aを2乗する」という意味。マイナスごとカッコで括られている場合は、マイナスごと計算する。偶数回掛けるとプラス、奇数回掛けるとマイナスになる。

今回の問題にはカッコが使われていないので、「6の2乗にマイナスがついている」と考え、答えにはマイナスをつけましょう。

−6^2
=−(6^2)
=−(6×6)
=−36

となります。

カッコの有無に注意すると、答えの符号が見えてきますね。

まとめ

累乗の計算に負の数が入っているだけで、難しく感じてしまいますね。

負の数の累乗で重要なのが、カッコの使い方です。マイナスごと掛けるのか、数字だけ掛けるのか、正しく理解しましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


もう一問挑戦!

どうやって計算するか覚えてる?「−2^8 」→正しく計算できる?
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