小学生でも分かる問題にチャレンジ！「0.5と3/4のどちらが大きい？」→5秒でチャレンジ

みなさんは、小数と分数がかなり深い関係にあることをご存知でしょうか。その見た目からまったく違うもののように見える小数と分数ですが、実はとてもよく似ているものなのです。

今回は大きさ比べをすることで小数と分数の関係について深掘りしていきましょう。

問題

次の質問に答えなさい。
0.5と3/4のどちらが大きい？

今回は二通りの方法で解いていきます。

この問題の答えは「3/4」です。

見た目が違う二つの数の大きさを比べるためには、見た目を揃える必要があります。そこで、「小数→分数に直す方法」と「分数→小数に直す方法」の二通りの方法で数を揃えていきましょう。

＜小数→分数に直す方法＞
・小数点以下の桁数と同じ個数だけ、分母に0を書く。
・小数の一番左の0だけを省略して、分子とする。
・最後に分母の0の一番左に1を書いて10や100、1000を分母とする。

まずは分数だけに揃えてみます。0.5の小数点以下は一桁なので分母は10になりますね。分子は「05」ですが0を省略するので、

0.5=5/10

となります。ここからは5/10と3/4を比べていきますが、分母どうしが異なる数なので通分して分子の大きさを比べます。

5/10
=(5×2)/(10×2)
=10/20

3/4
=(3×5)/(4×5)
=15/20

よって3/4の方が大きいことが分かりました。

では次に、小数に揃えて比べる方法です。

＜分数→小数に直す方法＞
・分子÷分母を計算する。

こちらは、割り切れる場合は単純な計算なので分かりやすいですね。

3/4
=3÷4
=0.75

0.5と0.75の大きさを比べると0.75の方が大きいことが分かります。答える際には、あくまでも小数と分数の大きさ比べだったので分数の形に戻して答えます。

どちらの方法でも3/4の方が大きいという結論になりましたね。

分数と小数は互いに変換するのが簡単でしたね。

単位や状況によってどちらの方が適しているかは変わりますが、小数を分数に、分数を小数にする方法は覚えておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

もう一問挑戦！

意外に間違える人が多いかも…？「7/4と1.8」→どっちが大きい？