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さんまが仲裁するも「解決せえへんねん」コントの刀で“殺すぞ”と怒鳴り合い…喧嘩が絶えなかった【大御所芸人】とは?

  • 2025.9.16
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2009年、フジテレビ新番組「ホンマでっか!?」囲み取材 お笑いタレントの明石家さんま(C)SANKEI

ベテラン芸人たちが集う場では、若かりし頃の熱い舞台裏が語られることもしばしば。

2025年7月26日放送のフジテレビ『さんまのお笑い向上委員会』では、MCの明石家さんまさんが、かつて組んでいた伝説のユニット・ビールス7での“ケンカの仲裁”エピソードを披露。実力派芸人が揃ったこのユニットの裏には、さんまさんならではの苦労と奮闘があったようです。

この日のゲストは、ベテランコンビ・ザ・ぼんち。ぼんちおさむさん、里見まさとさんの2人に加え、過去にユニットをともにした面々の名前も挙がりました。

明石家さんまが仲裁したいつも喧嘩していた人気お笑い芸人とは

さて、ここでクイズです!

明石家さんまさんがかつて所属していたユニット・ビールス7で、最も喧嘩が多く、たびたびさんまさんが仲裁に入ることになった“人気お笑い芸人”とは誰でしょう?

ヒント…

  1. 強烈なツッコミと毒舌で知られ、政治ネタや社会風刺でも注目を集めたベテラン芸人
  2. 昭和の漫才ブームを牽引した伝説的コンビの一人
  3. もう一人は漫才コンビ・B&Bのメンバー

「声大きいだけや」

答えは…西川のりおさんと島田洋七さんです!

ビールス7は、明石家さんまさん、ザ・ぼんち、お笑いコンビ・B&B、そして西川のりおさん・上方よしおさんという関西芸人たちが1970年代後半に結成したユニット。まだ名前もなかった頃、舞台を見た会長が「このばい菌どもを下ろせ!」と言ったことから、「じゃあビールスにしよう」と命名されたという裏話も披露されました。

当時の舞台では、「畳持って“タタミ(たたり)じゃ~!”ってたたりに来たみたいに。袖から袖へ、違うコントやってんのに“タタミじゃ~!”言うて走り去るねんな。それがウケへんねん」とさんまさんが語るように、破天荒なコントも多かったようです。

しかし舞台裏では、ケンカが絶えなかった様子。さんまさんは「ケンカしましたよね、みんな。あんた(まさと)が止めなあかんのに、いつも止めんの俺やったよな」と回想。とくに「一番多かったのは洋七兄さんとのりお兄さんですよね」と振り返ると、ぼんちおさむさんは「俺は単独ボケやから」「声大きいだけや」と平然と応じて笑いを誘いました。

「それコントの刀や~!」

西川のりおさんについては、「もめてるのに兄さん(おさむ)は“うわぁ~”言うてるし、でのりおさんはコントの刀出して(B&Bの島田)洋七兄さんに“殺すぞ”言うて。“それコントの刀や~!”言うて」と、まさかのエピソードまで暴露。

そんななかでも、常に火消し役に回っていたのがさんまさん。「さんまさんが入ってきて、“すんません、すんません兄さん、私が悪いんです、今のとこ、私が悪いんです”って謝ってくれるからね」とまさとさんが証言すると、さんまさんは「そうせんと解決せえへんねん。“僕が悪いんです”言うたら、“お前関係ないやないか!”いうツッコミ待たなしゃあない」と語り、その場を笑いに変えていたことを明かしました。

エピソードを知るとより好きになるかも!

華やかなステージの裏で火花を散らす芸人たち。その熱量を支えていたのは、若き日のさんまさんの懐の深さだったのかもしれません。

数々の伝説を生んだビールス7のエピソードからは、お笑いへの情熱と、仲間への思いやりが垣間見えました。今なお第一線で活躍するさんまさんの“仲裁力”にも、思わず感服してしまいます!