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「絶対無理」「嘘でしょ…」原作ファンから“危惧する声”あがるも…「文句なしの傑作」“称賛殺到”の至高ドラマ

  • 2025.9.11

ドラマや映画の中には、原作の魅力を映像で見事に表現し、観客から大絶賛された実写化作品があります。今回は、その中から5本をセレクト。本記事ではその第4弾として、ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』(DMM TV)をご紹介します。ブラック企業を辞めたヒロインがたどり着いたのは、まさかの“殺し屋会社”。そこで思いもよらぬ才能を開花させた彼女を待ち受ける、波乱に満ちた日々とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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完成披露上映会に出席したのん(C)SANKEI
  • 作品名(配信サービス):ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』(DMM TV)
  • 配信日:2025年2月28日
  • 出演: のん(西野カナコ役)

主人公のカナコ(のん)は、ブラック企業での過酷な労働に心身をすり減らし、ついに退職を決意します。

必死に転職先を探すなかで飛び込んだのは、よりによって「殺し屋会社」の面接でした。銃を突きつけられる異様な場面にもかかわらず、提示された待遇があまりにホワイトだったため、思わず入社を承諾してしまいます。もちろん人を殺す経験などなく不安ばかりでしたが、意外な素質が次々と発揮され、やがて裏社会で“K”と呼ばれるほどの存在へと成長していきます。

彼女の相棒となるのは、冷静沈着な先輩殺し屋・桜井(藤ヶ谷太輔)。ぶっきらぼうで「殺すぞ」としか言わない彼に翻弄されながらも、カナコは数々のターゲットをこなしていきます。

しかし順調に思えた日々は、カナコの過去を探る刑事・竹原(矢本悠馬)、そして彼の相棒である大森(山崎紘菜)の登場によって一変。カナコは自分の正体を隠しつつ、殺し屋として生き抜く道を模索することになります。

果たしてカナコは、この奇妙な職場で"本物の殺し屋"として生き残ることができるのでしょうか――。

4コマ漫画の世界が現実に――異色の転職物語

本作は、若林稔弥さんによる4コマ漫画を原作とした実写ドラマで、2025年2月28日からDMM TVで独占配信されています。

監督は『東京リベンジャーズ』などで知られる英勉さんが務め、脚本には鎌田智恵さん、掛須夏美さん、高徳宥介さんが参加し、アクションとコメディを融合させた作品となっています。

主演はのんさんで、相棒役は藤ヶ谷太輔さん。さらに矢本悠馬さん、山崎紘菜さん、菅井友香さん、菅田俊さん、木村多江さん、渡部篤郎さんといった多彩な顔ぶれが集まり、個性的なキャラクターを熱演。加えて、齋藤飛鳥さんが動物の声を務めるというユニークな演出も見どころの一つです。

ブラックな職場から一転、ホワイトな職場として描かれる殺し屋会社を舞台に、ダークな題材をコミカルに描き切るのが本作の大きな魅力。悪人が容赦なく退場していく爽快感に加え、CGで表現された可愛らしい動物たちの存在感も際立ち、幅広い世代が楽しめるエンターテインメントに仕上がっています。

原作の魅力を余すことなく表現した“文句なしの傑作”

『幸せカナコの殺し屋生活』のみどころは、まず“殺し屋会社”という一見ダークな題材を、思わず笑ってしまう軽妙なコメディに仕立て上げている点にあります。

銃撃戦やアクションの迫力に加え、カナコの肩にとまる不思議な動物たちが彼女の心の声を代弁するなど、ユニークな演出が作品全体の空気を和ませました。

また、桜井との掛け合いにはシニカルなユーモアがちりばめられており、緊張感と可笑しさが絶妙に共存しています。加えて、刑事たちの追跡や同級生との再会といった人間模様も重なり、単なるドタバタでは終わらない奥行きがあります。

そんな本作に、実写化発表時は「絶対無理」「嘘でしょ…」と原作ファンから不安の声が相次ぎました。

しかし、配信がスタートすると「実写化は絶対無理と思ったけど、まったく違和感がなくて驚愕」という声があがり、再現度の高さに驚いた人が多くいました。視聴者からは「のんがとにかく可愛い」という感想や、「切なさと笑いが絶妙に共存してる」と作品のバランスを評価する声も。さらには「面白くて2周もしてしまった「5回もリピートした」とリピート視聴を明かす人など、幅広い共感を呼びました。

また、「実写化に成功してるドラマ」「原作の良い所を100%引き出してる」「キャストがみんなハマり役すぎる」「原作の面白さを倍加させた文句なしの傑作」と、作品全体が大絶賛されていることが伝わってきます。

こうして多くの視聴者を巻き込みながら、「大絶賛された実写化作品」としての評価を確固たるものにした本作。「のんさんをはじめ俳優陣がスゴすぎる」、と言いたくなるのも納得の名作です。


※記事は執筆時点の情報です