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「日本映画史に残る金字塔」「どれをとっても完璧」“史上初の快挙”を成し遂げた名映画…「おかしくない?」相次いだ“違和感”とは

  • 2025.9.6

ドラマや映画の中には、ときに観る人の心だけでなく社会全体に強い衝撃を与えるものがあります。今回は、そんな“社会に大きなインパクトを与えた作品”を5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、映画『君の名は。』(東宝)をご紹介します。約1200年ぶりに彗星が訪れる日本を舞台に、体が入れ替わる男女――。美しい風景描写とRADWIMPSの音楽が重なり合い、国内外で熱狂を巻き起こした名作です。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(配給):映画『君の名は。』(東宝)
  • 公開日:2016年8月26日
  • 出演: 神木隆之介(立花瀧 役)

約1200年ぶりに彗星が接近する日本。山あいの町・糸守で暮らす女子高生の三葉(声:上白石萌音)は、家業である神社に受け継がれてきた古い風習や、父親の選挙活動に縛られる日々にうんざりし、東京への憧れを募らせていました。

そんなある朝、目を覚ますと、自分が都会に暮らす男子高校生の瀧(声:神木隆之介)になっていたのです。見知らぬ部屋に、慣れない友人たち、そして夢にまで見た東京の街並み。戸惑いながらも、三葉はその生活を楽しみます。

ところが、ある日を境に入れ替わりは突然途絶えてしまいます。三葉を忘れられない瀧は、彼女を探すために糸守を訪ねますが、そこで知ったのは、2013年10月4日の夏祭りの日にティアマト彗星の破片が落下し、三葉たちが命を落とし、町が跡形もなく破壊されてしまったという衝撃の事実でした。瀧は三葉を救うため、三葉の半身でもある口噛み酒を飲み、運命の日である2013年10月4日の朝へとさかのぼります。

三葉の身体に入った瀧は町を救うため奔走し、やがて"カタワレ時"と呼ばれる不思議な時間の中で三葉と出会います。カタワレ時は、この世のものではない存在に出くわす不思議な時間であり、3年の時を隔てて、ご神体がある山にやってきていた二人は、そこで初めて直接顔を合わせることができたのです。

この時点でふたりの入れ替わりは終了し、それぞれが元の身体に戻りました。未来の知識を得て3年前へと戻った三葉は、父の説得に成功し、町民のほとんどを救うことができました。

やがて5年の月日が流れ、東京でそれぞれの生活を送る二人。名前を思い出せないまま、心の奥に「何かを失った」という痛みを抱え続けていました。そんなある日、電車ですれ違った瞬間に互いの目が合い、ついに二人は再会を果たすのでした――。

日本を代表するアニメーターたちが集結したファンタジー映画

『君の名は。』は、『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』で知られる新海誠監督の長編アニメーション映画です。精緻な風景描写を背景に、少年と少女の入れ替わりという不思議な現象を通して「距離」と「つながり」を描いています。

作画監督には『千と千尋の神隠し』をはじめスタジオジブリ作品を数多く手がけた安藤雅司さん、キャラクターデザインには『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで注目を集めた田中将賀さんを迎え、日本アニメ界を代表するクリエイターたちが集結しました。

音楽は、ジャンルを超えた音楽性と詩的な歌詞で若い世代を中心に絶大な人気を誇るロックバンド・RADWIMPSが担当。劇中を彩る楽曲が映像と物語に一体感をもたらし、観客の心を揺さぶりました。

声優には、立花瀧役に神木隆之介さん、宮水三葉役に上白石萌音さんが抜擢されました。さらに長澤まさみさんや市原悦子さんといった豪華な顔ぶれが加わっています。

なお本作は、第40回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。アニメ映画が同部門最優秀に輝くのは、史上初の快挙でした。

リアルな映像美ゆえに抱いた“違和感”

『君の名は。』の最大の見どころは、映像と音楽が見事に融合した圧倒的な世界観です。

山間の町と東京という対照的な舞台を、美しい光と色彩で丁寧に描き分け、RADWIMPSの楽曲が情景に寄り添い、物語を盛り上げました。さらに、男女の入れ替わりという設定は、単なるファンタジーにとどまらず、時間と運命という普遍的なテーマを深く掘り下げています。

ただし、その一方で矛盾点を指摘する声も少なくありませんでした。

SNSには「面白かったけど設定考証がおかしくない?」との意見が寄せられ、「神事の描写や隕石落下の表現に違和感がある」という声や、「カレンダーを見れば年のズレに気づけたはず」といった細部への突っ込みもありました。リアリティを徹底した映像美だからこそ、こうした小さな違和感が際立ってしまったのかもしれません。

それでもなお、本作が多くの人の心をつかみ、社会現象と呼ばれるほどの熱狂を生んだのは紛れもない事実。SNSには「魂を揺さぶられた」「いつ見ても感動できる名作」といった声が寄せられ、「どれをとっても完璧」「歴代最高傑作」「日本映画史に残る金字塔」と絶賛の声が後を絶ちません。

議論を呼んだこと自体、この作品が「社会に大きなインパクトを与えた作品」であったことを物語っています。


※記事は執筆時点の情報です


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