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「登山ってムダなこと」山とおやつを愛するからこそ…しっとりマフィンはまさに「山といっぷく」!

  • 2025.7.5

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を紹介する連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」。

自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」が盛りだくさんです!

今回は、先日私が参加した「登山×ヨガ×山おやつ」のイベントでいただいた山おやつ「いっぷくマフィン」について。
山好きの店主が作った特製おやつ!

彼のバイタリティがすごかったのです…!

子育て×自営業×アウトドアで人生を楽しむ店主に、お話をたっぷり伺いました。

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

まずはご覧ください、この美しいマフィン達を

Sitakke

ずら~~っと並ぶ、マフィン。
こんがりふっくら焼けた姿が愛らしい。
色とりどりのデコレーションも美しい。

見ていたら、写真から甘い香りが漂ってくる気がしませんか?

手稲区にあるマフィン専門店の「山といっぷく」。

『山のおやつタイムを少しだけ特別なものに。』
そんなコンセプトをもとに、道産素材を中心に作られているおやつです。

Sitakke

手稲駅北口から出て、徒歩5分ほどで到着するこちらのお店。
利尻山の暖簾が目印です。

私も普段から、山でもおうちでも、よくいただいています。

そんなかわいくてほっこりできるマフィンを作っているのが、この方。

Sitakke

…ワイルドすぎませんか?(笑)
ほとんど顔が出ていませんが、この方が店主の藤原さんです。

アウトドアが趣味だという藤原さん。
もともとは介護職として働いていたそうですが、なぜ手稲山の麓でマフィンを作ることになったのか?

先日行われたヨガイベントのあとにお店に伺い、お話を聞いてきました!

自分の好きなものを盛り込みたい

Sitakke

2022年8月にオープンしたいっぷくマフィン。
実は、もともとこの場所はスコーンを販売する店舗でした。

介護士として働いていた藤原さんが、お客さんとしてその店に通っていたときに、当時の店主から「ここで店をやってみない?」と提案されたそうです。

昔からお菓子は食べるのも、そして作るのも得意だった藤原さん。

18歳で地元・道北の稚内市から札幌へ出てきて一人暮らしを始めたときに「お腹いっぱいチーズケーキが食べたい!」と思い、「それなら自分で作ろう!」と考えたそう。
それ以来、様々なお菓子作りをしていたといいます。

そんな中でのお誘いに、突然のことながら「とにかくやってみよう!」という一心で決断。

そうなると次は、ここで何を作るか…。

マフィンにたどり着いたのは「自分が好きなもの&バリエーションを増やしやすい」という理由からでした。

Sitakke
羊蹄山とマフィン

「形も山っぽいですしね」と笑う藤原さん。たくさんのお菓子を作ってきた中でも、マフィンは得意だったそうです。

登山中のいっぷくタイムに

Sitakke

藤原さんが登山を始めたのは10年前。
30歳のころワーキングホリデーでオーストラリアに住んでいたときでした。

山での自然の美しさに魅了されたといいます。

「持て余してる男子には、疲れと癒しのバランスがちょうどよかった」

同時に、地元・北海道の素晴らしさにも改めて気づき、「北海道の自然についてももっと知りたい」と思うようになりました。
そして、北海道に帰ってきてからも山へ向かうようになったのだといいます。

「山で食べるものっておいしいじゃないですか。それをみんなにも知ってほしい」

実はここにもオーストラリアでの経験が生きています。
それが、藤原さんがメルボルンで食べていたカップケーキ。

「衝撃の美味しさで忘れられない味になりました」

藤原さんがマフィンにたどり着き、お店作りをする確かなルーツになったのです。

「登山前にここに寄って、マフィンとコーヒーを買えば山おやつが手軽に味わえる。そんな場所があってもいいんじゃないかと思ったんです」

Sitakke
コーヒーとの相性も抜群!山で「いっぷく」する時間がとても贅沢…

お店は手稲山のふもとにあるという立地の良さもあり、名前を『山といっぷく』に決めました。

Sitakke

このロゴに描かれている山は利尻山。
定番商品の「いっぷくマフィン」にも刻まれています。

稚内出身の藤原さんが、小さいころから見て育った思い出の山。
だけど実は、登ったことはまだないそう!

Sitakke
利尻山登山のお供にも「いっぷくマフィン」

いやあ…利尻山の登山はきつかったですよお…(笑)

色んな味があって飽きないマフィン

Sitakke
手前のマフィンはキウイ×クリームチーズ。個人的にイチオシです!

マフィンは大体週替わりで常時5種類ほど、スコーンも2種類ほど販売しています。

新しい味も藤原さんがすべて考案。
「スーパーに並んでいる食材を見て、季節のフルーツを入れてみようかな~とか、パン店のメニューをみてこれいいな~とか、色んなものを参考にします」

そして、おいしそうな組み合わせを考えては試作。

「自分が飽き性なので、甘いものもしょっぱいものも作り出せるマフィンは楽しい」

新作は早いときでは週に1度のペースで登場!これが全種類おいしいんですよね…!
藤原さんが「おいしそうだなー」と構想を練ってわくわくしながら作ってくれた姿が思い浮かびます。

登山のモチベーションになる!

Sitakke
山で食べるとよりおいしい

そんなこだわりが詰まったマフィンは、山を登るときの大きなモチベーションになります。

「エネルギーがちゃんとあるように作った」というマフィンはバターがふんだんに使われていて、とてもしっとりした食感!

そしてもちろんカロリーが高い!
山に登って消費したエネルギーを補ってくれます。

ザックにいっぷくマフィンが入っていると力が湧くんですよね。
次の休憩でたべようかな〜と思っているうちに、気が付けば7合目まで登れたことも…。

ちなみに、山に持っていくとなると「正直、崩れやすくはある」と笑う藤原さん。
私も同感です(笑)。

マフィンをザックに入れて登るときは、常に荷物のいちばん上にして潰さないように必死。
転んでぐちゃぐちゃにならないようにも気を付けます。

以前、山おやつの考察記事を書きました。
私は「崩れにくいこと」が山おやつを選ぶポイントのひとつなのですが、いっぷくマフィンはおいしいからOK!(笑)

藤原さんの山への思いがこもっているからこそ、「山で食べたい!」とつい入れてしまうのです。

3児のパパ「今はバランスが取れている」

Sitakke

0歳・5歳・9歳の3児のパパでもある藤原さん。
お店のインスタグラムには、休みの日にお子さんとバーベキューをしたり、自転車に乗って出かけたりしている様子もUPしています。

「家族に支えてもらっているのはもちろんだけど、いまはバランスが取れている状態。お店を営業しながらも、子育てや趣味の山、どれも両立できること。楽しめることを知ってほしい」と話します。

Sitakke
お子さんをつれて登山を楽しむことも!

SNSではあえてプライベートの姿も発信することで「こういう生き方もあるんだよ」という姿を伝えてくれています。

登山ってムダなこと、だからこそ

Sitakke

私がお話を聞く中で、特に印象に残る言葉がありました。

「登山も好きだけど、僕は登山をしている人が好きなんです」

その理由をさらに聞いてみると。

「登山ってムダなことじゃないですか。同じ場所を登って下りてくる。そんな本来やらなくてもいいことを楽しめる人は人生を楽しめる人だから、波長が合うのだと思うんですよ」

「人生を諦めている人は山に登らないですからね」

そう話す藤原さんはバイタリティに溢れていて、話しているとこっちまで元気が出ます。

Sitakke

いまや登山好きだけでなく、まったく山に登らないというお客さんも増えてきたという「山といっぷく」。

店主の藤原さんに会いにお店を訪ねる人も多いのではないでしょうか。

私も登山の前のおやつを買いに、そして藤原さんにまた元気をもらいに、「山といっぷく」におじゃましようと思います。

菓子屋 山といっぷく

・住所:北海道札幌市手稲区手稲本町3条4丁目3-30 フロンティア手稲1F
・TEL:090-8426-7584
・営業時間:午前9時~午後3時
・定休日:水・木・土
販売状況は随時インスタグラムで発信しています

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。24年10月からHBCラジオで「言いたいことは山々ですが」(毎週金曜午後5時45分~6時半)スタート!HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中!

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年5月)の情報に基づきます。

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