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「本当にやめて」「なんでそうなった?」“まさかの改変”に放送前から物議醸すも…「一切の違和感がない」主演俳優が魅せた名ドラマ

  • 2025.7.26

ドラマの中には、放送前から物議を醸し、世間の注目を集めた作品があります。それは、視聴者の好奇心を刺激し、ただのドラマでは終わらない社会現象の始まりを予感させます。今回は、そんな“放送前から話題”になったドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2024年放送のドラマ『ブラック・ジャック』(テレビ朝日系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“放送前から話題”になったドラマ『ブラック・ジャック』

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(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『ブラック・ジャック』(テレビ朝日系)
  • 放送開始日:2024年6月30日

あらすじ

手塚治虫さんの同名漫画を原作に、テレビ朝日系列で実写ドラマ化された作品。

法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる医師免許を持たない天才外科医のブラック・ジャック(高橋一生)。ある日、彼の元に、顔が恐ろしく変形する奇病“獅子面病”に苦しむ女性・六実えみ子(松本まりか)の治療依頼が舞い込みます。夫は高額な費用に尻込みし、えみ子も治療を諦めかけますが、助手のピノコ(永尾柚乃)は彼女の苦しみに共感し、治療を強く懇願するのでした。

しかし、絶望したえみ子が連絡を取ったのは、安楽死を請け負う医師であり、ブラック・ジャックの宿命のライバルでもあるドクター・キリコ(石橋静河)。1人の患者の命を巡り、“生”を司る男と“死”を司る女が激突します―。

『ブラック・ジャック』が放送前に話題になった理由※ネタバレあり

『ブラック・ジャック』は、ドクター・キリコの女性化を巡って放送前から物議を醸していました。ドクター・キリコはブラック・ジャックの宿命のライバルであり、安楽死を専門とする人気キャラクター。原作では男性として描かれているのに対し、ドラマでは女性に変更されました。これに対し、SNSでは「なんでそうなった?」「原作ガン無視は本当にやめて」といった声が。

一方で、単なる天才外科医の活躍譚ではない構成は高評価。“命の価値”“生きる意味”“本当の幸福とは何か”といった、手塚治虫さんが原作で問いかけた普遍的なテーマを、現代の視点から丁寧に描き出されています。作品を視聴した方からは「シンプルに面白かった」「映画でも問題ないクオリティでした」など、絶賛の声も多く寄せられていました。

高橋一生&永尾柚乃の役作りにファン驚愕

ドクター・キリコの性別変更を巡り、原作ファンから賛否両論が寄せられた『ブラック・ジャック』。ドクター・キリコ役を演じた石橋静河さんの圧倒的な演技力により、ストーリーや演出は見応え・面白さ十分の作品とはなっていたものの、根本的なイメージの変更に戸惑う方も少なくなかったようです。

一方で、メインキャラクターであるブラック・ジャックとピノコについて、SNSで「再現度高くて良かった」「ブラックジャック再現度たっけぇな」「一切の違和感がない高橋一生スゴい」など、再現度の高さに驚愕する声が多く寄せられていました。ビジュアルはもちろん、声のトーンや「アッチョンブリケ!」などの特徴的なセリフや仕草など、細かな部分も徹底した役作りが感じられました。

まだ『ブラック・ジャック』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“無免許天才外科医の孤独な戦い”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です