【60代ファッション】この夏何着る？シックでモダンな“大人のリゾートスタイル”をスタイリスト・坂本久仁子さんが披露！

2025.6.30

もうすぐ夏。旅や友人との素敵ランチなど楽しい計画を練っている人も多いのでは？そんな華やぐ気持ちをより高めてくれるのがリゾートムードが漂うおしゃれ。リラックス感のあるシルエットや上品な色柄アイテムを使った坂本久仁子さんのスタイリングからは大人の静かな高揚感が伝わってきます。

【今月のテーマ】リゾートムード

シャツドレス¥275,000、パンツ¥141,900、スカーフ¥69,300／すべてファビアナフィリッピ（アオイ）、ピアス¥561,000、バングル¥704,000、リング（薬指）¥495,000、（重ねた人さし指）指先から¥350,900、¥218,900、¥350,900／すべてジョージジェンセン（ジョージジェンセンジャパン）、バッグ¥93,500／J&M デヴィッドソン（J&Mデヴィッドソンカスタマーセンター）、シューズ¥66,000／ネブローニ

雨の季節の先には、熱い日差しが降り注ぐ夏がお待ちかね。近年は暑さが厳しく、外出するのが億劫になる日もありますが、そんな気分を吹き飛ばしてくれるのがリゾートムードの服。
今回は、着るだけで身も心も解放的になる装いを考えてみました。リゾートというキーワードで思い浮かぶのは、大柄のプリントや鮮やかなカラーリング。それらも、非日常へとトリップさせてくれていいのですが、新たに提案したいのは、シックで都会的なムードを醸し出すこと。落ち着いた色や抽象的な柄が、静かに気持ちを高め、上品な女性らしさを引き出してくれるからです。 1着目に着用したのは、アースカラーになじませつつ効かせた、さりげない装飾があしらわれたセットアップ。ノーストレスで過ごせるのは、体を締めつけないワンピースとゴムウエストのパンツだから。さらに、なめらかな肌触りのなかにシャリッとした麻も感じられる素材が、爽やかな着心地へと誘います。リラクシーでありながら、パンツのセンターシームがきれいめ感を演出してくれるのも嬉しいところ。柄スカーフをターバンのように巻いたり、ラフィアのバッグを合わせたりしてリゾート感を高め、足元は、抜け感が出せる華奢なフラットサンダルを選びました。

シックで都会的なムードが非日常のワクワク感を静かに高めてくれる

ブラウス¥67,100／バルバナポリ（コロネット）、パンツ¥84,700／ピーティートリノ（ピーティージャパン）、サングラス¥76,340／ハフマンス&ノイマイスター（コンティニュエ）、ピアス¥38,500、イヤーカフ¥18,700、バングル¥86,900、リング（右手）¥34,100、（左手）¥30,800／すべてリューク、バッグ¥140,800、シューズ¥103,400／ともにロド（メゾン・ディセット）

2着目は、色と柄をミックスして、明るい日差しに映える夏らしいスタイルに。ともすると奇抜に見えてしまう色×色、柄×柄コーディネートですが、主張し過ぎない色柄を組み合わせれば大丈夫。リゾートムードのワクワク感を、さりげなく表現することができます。クラッチとしても使えるバッグやサンダルも無難な色にせず、遊び心満点に仕上げました。このブラウスは、シャツに定評があり、職人の丁寧な手作業が息づくイタリアブランド「バルバナポリ」のもの。晴れやかな気分にしてくれる色柄はもちろん、ナチュラルななかに上質感が漂うシルク混コットンの心地よさも魅力です。こちらで着用した裾のタブでシルエットが変えられる柄パンツ以外に、カジュアルなデニムとも好相性。デイリースタイルをアップデートしてくれます。このようなやさしいリゾート感なら、バカンスのみならず、オープンテラスのランチシーンにもぴったり。穏やかで楽しい夏時間を、素敵に彩ってくれるはずです。

撮影／最上裕美子スタイリスト＆モデル／坂本久仁子ヘア＆メイク／高松由佳文／三宅桃子 ※素敵なあの人2025年8月号「スタイリスト坂本久仁子のおしゃれのかけひき」より
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