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ブランドン・フリン、秘めたゲイロマンスを描く新作映画でジェームズ・ディーン役に抜擢

  • 2025.6.26
Brandon Flynn poses at the opening night after party for the new play "Kowalski"

Netflixドラマ『13の理由』などで知られるブランドン・フリンが、脚本家ウィリアム(ビル)・バストとジェームズ・ディーンの秘めたロマンスを描く新作映画『Willie and Jimmy Dean(原題)』で、ディーン役に抜擢された。ガイ・グイドが脚本・監督・製作を務める同作は、2006年に刊行されたバストの回想録『Surviving James Dean(原題)』を原作に、バストとディーンのロマンスが描かれる。2015年に84歳で亡くなったバストは、ディーンと19歳のときにカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の演劇プログラムで出会い、恋愛に発展したと著書で明かしている。

The Hollywood Reporter』によると、1955年9月30日に24歳で交通事故で亡くなったディーンは、当時女性とも交際していたが、バストとの関係を密かに続けていたという。映画では、保守的だった1950年代初めのLAを舞台に、ディーンのブレイクによる関係の変化、彼の悲劇的な死、そしてバストが自らのセクシュアリティと向き合う様子が描かれるようだ。

『理由なき反抗』(1955)
James Dean plays Jim Stark in the motion picture Rebel Without a Cause.『理由なき反抗』(1955)

グイドは声明で、「本作は伝統的な伝記映画ではありません」と述べ、こう続ける。「本当の自分を表現することが代償を伴う。そんな時代と場所で出会った2人の若者の、優しくも悲劇的な物語です。フリンは、この役に求められる情熱ともろさ両方を持ち合わせています。複雑なジミー・ディーンを演じるのに彼ほどの人物はいません」

また、伝説の映画スターを演じるフリンはこう語る。「ジェームズ・ディーンは未知の存在です。短い生涯で、わずか3本の映画と山ほどの写真、そして我々がいまだに解明し続けている文化的神話を遺しました。本作の脚本では、アイコンとしてでなく、一人の男性としての彼を美しくも真摯に理解しようと試みています。センセーショナルにではなく、人間味あふれる語り口で、ハリウッドが歴史的にLGBTQの人々に実生活でもパフォーマンスを強いてきたことを浮き彫りにします。本作では、ジェームズ・ディーンをリアルに複雑な関係を持つ男性として描きます。その真実にこそ、力が宿ると思うのです」

Text: Tae Terai

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