1. トップ
  2. 整理収納アドバイザーが解説する、『片付けてもすぐ散らかる家』の3つの共通点とは?

整理収納アドバイザーが解説する、『片付けてもすぐ散らかる家』の3つの共通点とは?

  • 2025.7.5
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

あなたは毎回せっかく片付けたはずなのに、数日経つとまた散らかっている家にうんざりしていませんか?「どうして片付けるたびに散らかるの?」と疑問に思う方は多いものです。

じつは、そんな“片付けてもすぐ散らかる家”には、いくつかの共通点があるんです。

整理収納アドバイザーの知見を踏まえ、忙しい毎日でも心地よい空間をキープしていくためのポイントを紐解いていきましょう。

なぜ散らかる?散らかりやすい家の“見えない要因”とは

まず理解しておきたいのは、片付けがうまくいかない理由はあなたの「片付け方が悪いから」だけではない、ということです。

原因は大きく分けて3つになります。
単にモノが多すぎるだけでなく、収納の仕組みそのものや生活動線、家族それぞれの扱い方にも問題が隠れていることがほとんどです。

  • モノの量の問題:適正量の見極めができていない
  • 仕組みの問題:収納場所・動線のミスマッチ、定位置が曖昧
  • 人の問題:家族間でルールが共有されていない

たとえば、モノの定位置が決まっていないと、「どこに置いたらいいかわからない」ため、つい手当たり次第に置いてしまったり、定位置が決まっていてもモノが多すぎると溢れてしまいます。

さらに、生活動線と収納場所が合っていないと、「片付けよう」と意識していても無理な動線がネックに。

収納が使いやすくても動線に合っていないと、結局『あとでいいや』となりがちです。玄関から子供部屋が遠いと、ランドセルがリビングに置きっぱなしになってしまう、といったことが起きてしまいますね。

加えて、家族が多い場合は片付けの価値観や習慣の違いも影響してきます。

片付けが苦手な家族がいる場合、いくら一人が完璧に片付けても、全体の乱れが直らないこともしばしば。特に共有スペースは全員の協力が不可欠です。こうした環境要因や人間関係も「すぐ散らかる」家の共通点の一つといえます。

“散らかり続ける家”を脱却するための具体的なポイント

では、どのように改善していけばいいのでしょうか?整理収納アドバイザーが提案する主なポイントをいくつか紹介します。

  • モノの「適正量」を見極めること
    モノが多すぎると収納が追いつかず散らかるので、不要なモノは思い切って手放すことが基本です。
  • 「一時置きスペース」を作る
    郵便物や買い物袋、学校のプリントなどは決まった“一時置き場”を設けると出しっぱなしを防げます。ただし“放置スペース”になる可能性も大きく、「一時置き→定位置へ移す」の流れを意識して。

  • 生活動線に沿った収納設計
    たとえば、帽子やキーは玄関近く、食器はキッチン近くにと、モノを使う場所の周辺に収納することで自然と家事がラクに。

  • 見せる収納と隠す収納のバランス
    使う頻度の高いモノは見えるところに置き、頻度が低い・生活感を隠したいモノは扉付きの収納にしまいましょう。

  • 家族への意識共有と役割分担
    片付けが苦手な家族とも話し合い、みんなが使いやすい仕組みづくりと片付けやすい環境を整えることが持続の鍵です。

これらは整理収納の基本ですが、意外にも疎かにされがちなポイントでもあります。

加えて、普段の生活の中で「習慣化」することがもっとも大きな効果を生みます。

例えば「使ったら元の場所に戻す」を家族全員の共通ルールにしたり、ランドセルの収納が玄関から遠いならリビングに一時置きスペースを作ったり。小さなことですが、習慣化して毎日繰り返すことで誰でも続けやすくなります。継続できる収納とルールづくりが一番大事なのです。

何度片付けても家族が散らかしてしまうという場合は、「責めずに提案する」「まずは一か所を一緒に片付ける」など協力してもらうためのコミュニケーションを積極的にとるよう心がけていきましょう。

ただし、収納グッズを買いすぎてしまうとまた混乱の原因にもなりかねません。収納グッズを買い足す前に「モノの量を減らす→片付けの仕組みを作る→そのために必要な収納用品を用意する」の順で進める流れを意識することが大切です。

片付けを頑張り続けるあなたへ。混乱を防ぐシンプルな習慣

振り返ると、“片付けてもすぐ散らかる家”の共通点は大きく分けて「収納設計の不備」と「生活習慣や家族間の認識ズレ」にあります。どちらか一方だけでなく、両方に向き合うことが理想的です。片付けが苦手な人ほど、いきなり完璧を目指すのではなく、小さな改善を積み重ねていきましょう。

まずはモノの置き場所を決めてみる、たったこれだけで散らかりにくくなる効果が期待できます。余裕があれば家族で話し合いをしてルールを決めるのもおすすめですよ。そして、片付けをラクにするために収納グッズなども工夫してみるとモチベーションも上がります。

一度散らかると気分が落ち込みがちですが、散らからない仕組みづくりは必ず誰にでも作れます。この記事をきっかけにあなたも今日から自分に合った「片付けやすい家」への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?


監修者:坂上 正洋(株式会社ストレージ王 経営企画室/ 整理収納アドバイザー)

https://www.storageoh.jp/

株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。 トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。