ネパールの飲食店に来た客「落ち着かない」　違和感を覚えたワケに「日本人には考えつかない」

ネパールはインドと中国に挟まれた国で、名前を聞くと多くの人がまずヒマラヤ山脈を思い浮かべるでしょう。定番の海外旅行先ではないため、詳しく知らない人も多いですが、その雄大な自然や豊かな文化、そしてそこに暮らす優しい人々など、たくさんの魅力があります。

ネパール在住/通訳/TVコーディネーター/延原智己（@TomyNP1）さんが、「ネパール現地レストランの斬新すぎる相席テーブル」についてX（旧Twitter）に投稿し、「騒がしすぎる」、「日本人には考えつかないセンス」と話題になっています。

いったいどのようなテーブルだったのでしょうか？

話題の投稿が、こちら！

カジャガルのテーブルが騒がしい😎 pic.twitter.com/jTELi7252v
— ネパール在住/通訳/TVコーディネーター/延原智己 (投稿は食事が中心) (@TomyNP1) July 21, 2025

写真に写っているのは、おいしそうに食事を楽しむ2人の女性と料理たち。ぱっと見ただけでは、思わず勘違いしてしまいそうですが…実はこれ、ネパールのあるレストランのテーブルの柄なんです！

そのリアルすぎる、シチュエーションにぴったり合った柄には思わずドキッとさせられ、まるで見知らぬ女性2人と本当に「相席」しているかのような錯覚に陥ってしまいます。

日本のレストランに置いてあるテーブルは、一般的にシンプルなデザインが多いです。そのため、このインパクト大のテーブル柄からは、文化の違いを強く感じさせられます。しかし、こんなに楽しそうに食事をしている2人を見ながら食事ができると、自然とこちらまで笑顔になってしまいそうですよね！

こちらのレストランで、投稿者さんが食べたのは、ネパールの家庭料理「サダカナ」です。

テーブルの柄と運ばれてきた食事が重なり合い、どこまでが柄で、どこからが実際の料理なのか、一瞬判断がつかなくなるほどのリアルさがあります。一人で食事をしていても、この柄のおかげで、まるで誰かと一緒に食事をしているような気持ちになれそうですよね！

一人で外食の寂しさ激減、不思議なソワソワ感増加

投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---日本では見ないデザインのテーブルですね！このテーブルを見た時の感想をお聞かせください。

普通飲食店のテーブルは、シンプルで料理を邪魔しないデザインのものが多いと思いますが、今回投稿したテーブルはそれとは逆で、とても騒がしく驚きました。ネパール人は、こういうガチャガチャしたデザインを好む人も多いので、違和感を覚えたのは日本人の私ぐらいかもしれないと思いました。

---文化や好みの違いが、こうしたテーブルの柄にも表れているのが面白いですね！こちらのテーブル席でご飯を召し上がった感想をお聞かせください。

ベジ（野菜）のダルバートを1人で食べました。このテーブルのおかげで、誰か仲間内と楽しく食べているような錯覚を覚え、孤食の寂しさは感じませんでした。でもずっと見つめられているような不思議な感覚もあり、そわそわして落ち着きませんでした。

---本当にテーブルの柄がリアルで、相席感があるからこそ、そのような複雑な気持ちにさせられたのですね！興味深いお話をありがとうございました！

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

日本人には考えつかないセンス！

騒がしすぎる。

まさか相席

日本にはない独特の文化や感覚が反映されたこのテーブルのデザインには、多くの驚きの声が寄せられています。現地に行ってみないと分からないような、ネパールのレストラン独特の雰囲気や、現地の人たちの好みやセンスが、今回の投稿からしっかりと伝わってきた気がします。

日本では一人での食事が増えているからこそ、こうした寂しさを和らげ、食事の時間を楽しくしてくれるユニークなテーブルデザインが必要かもしれませんね。

取材協力：ネパール在住/通訳/TVコーディネーター/延原智己（@TomyNP1）さん